65歳以上の人口は過去最高の26.7%。少子高齢化うきぼりに

ニュースと考察

昨年実施された「国勢調査」は、初めてインターネットを用いた回答方式が導入されましたね。覚えていらっしゃるでしょうか。

先月、その集計が「2015年国勢調査抽出速報集計結果」として総務省から公表されました。

本日は備忘録としてその人口と割合を記しておきたいと思います。

2015年10月1日現在の日本の総人口は1億2711万人
男女別にみると、男性が6182万9000人(総人口の48.6%)、女性が6528 万1000人(同51.4%)で、女性の方が多いことがわかりました。

高齢社会に突入した日本ですが、65歳以上の人口は全体の26、7%(3342万2000人)で、過去最高となりました。

このうち、65歳以上人口の単独世帯は16.8%
男性が179万7000人、女性が383万人で、女性が男性の約2倍

また、65歳以上の男性のうち8人に1人、65歳以上の女性のうち5人に1人がひとり暮らしをしています。

「社会施設の入所者」(高齢者施設などに入居)は168万5000人で、2010年度の調査にくらべ、約1.4倍増加しています。

一方、15歳未満の人口は、総人口の12.7%で(1586万4000人)で、国勢調査開始以来、過去最少の数字を記録しました。

出生率が低下する一方、平均寿命が伸びたことで、人口の全体を占める子供の割合が低下し、高齢者の割合が高まることが「少子高齢化」ですが、今回の統計はそれを浮き彫りにしたようです。

その原因や派生するだろう問題は割愛しますが、
対策として

国内の労働人口を増やす(外国人労働者あるいは移民を受け入れる、企業の定年を引き上げる)
労働力をAIやロボットに代わってもらう

という点に注目が集まっているようです。

労働力に代わるものとして、ドローンや自動運転カーなどはもうすぐ世の中を席捲するだろうし(今や当たり前になったパソコンやスマホが広まったように)、もしかしたらまだ発表されていない革新的な技術が世にでることも考えられます。

少子高齢化という社会のデメリットが生んだメリットを享受することもおおいにあるかも。

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