若作り、若返りで健康寿命が伸ばせる!?

ニュースと考察

メイクアップでキモチが変わる。
それが寿命に影響を及ぼしています。

今後もシニアのコスメ市場が勢いづきそうです。

 世界がうらやむ長寿国ニッポン。だが80代の平均寿命を迎える前に、
10年間の「不健康な」期間があることはあまり知られていない。介護
を必要としない健康寿命は男性71歳、女性74歳。この10年間を縮
める官民の試みが始まっている。

 「病は気から」は本当か。資生堂は化粧で健康寿命が延びることを医
学的に立証しようと試みている。9月に横浜市の介護施設で開いた美容
教室をのぞいてみた。

 「ファンデーションを塗ってみましょう」。元美容部員で講師の黒木
洋子(60)の明るい声が響く。高齢の女性がパフを使うと頬がほんの
り染まる。口紅を塗って写真を撮り、1時間の教室は終了。最高齢の小
池ハル(97)は「90歳くらいに若返ったかしら」と楽しそうだ。

 化粧は気を若くするだけでなく、身体の健康寿命も延ばす。化粧水を
塗る際に腕を上げたり、化粧品のふたを開けたりすることで、握力は化
粧をしない人も1.5倍に高まる。介護なしで自分でおわんを持ち、手
すりを握れるようになる。試算では、化粧をすることで介護費が年1万
4220円減る。仮に約6000万人の要介護全員が化粧療法を実践す
れば、約850億円の介護費削減につながる計算だ。

 団塊の世代が75歳以上になる2025年問題。50兆円の医療・介
護費は1.5倍の74兆円に膨らむ。元気なシニアの市場が縮むなかで
健康寿命を延ばす事業に商機を探る企業は他にもある。

(日本経済新聞2015年11月19日(木)35版より抜粋)

うちの母などもテレビ通販で購入したコスメやサプリメントが家の中にいっぱい。
「効きそう」と思ったものはすぐに注文しているのだな…と、その品々を見て思いますが、その心理は「いつまでも若くありたい」ということですよね。

記事の中で紹介されていますが、

化粧水を顔に塗る時に腕を上げる。
化粧品のふたを開ける。
そうすることで、握力が化粧をしない人にくらべて1.5倍に高まる。

こういったことが、ヒトを元気にするのだなと思いました。

いい感じに仕上がってお顔のみならず、お化粧をする行為そのものも健康面に影響を及ぼすという点に着目しました。
また、お化粧をすること年に1万4220円の介護費が減るという試算もユニーク。

年齢を重ねた女性が言われてウレシイのは、年齢よりも若く見られること。
「そのお年に見えない!」という言葉がどんなにエキサイティングなことか、一定の年齢を重ねた淑女の皆様はよくおわかりかと思います(^^もちろん、私も含む)

2025年は今より年齢が10歳プラスされています。
その頃「若返り」「若作り」の分野に今まで考えられもしなかった新風が巻き起こっているとよいですね。

個人的には白髪がなくなるといいなーと思っています。
白髪はヒトが老化することで、毛根部のチロシナーゼの量が減ったり、機能が低下することで、髪の色を決めるメラニン色素を作ることができなくなるから。
そこを科学のチカラで。。。