自動運転バスによる移動サービス「ロボットシャトル」スタート

ニュースと考察

今年に入り、神奈川県藤沢市で自動運転技術を搭載したタクシーの実証実験が始まりました。その後も実証実験を繰り返し、現実の移動手段になるまで、あともう少し。

さて、DeNA(ディー・エヌ・エー)は2016年8月より、商業施設やテーマパークなどで自動運転技術を搭載した無人バスを用いる移動サービス「Robot Shuttle」(ロボットシャトル)をスタートすることになりました。

(前略)
千葉市の「イオンモール幕張新都心」に隣接する「豊砂公園」での試乗会を皮切りに全国で実施する。サービスの対象は、法的な規制などから私有地や私道に限定する。
自動運転バスの製造、開発を手掛けるフランスのイージーマイル社と提携した。バスに運転席やハンドルはなく、車両に搭載された衛星利用測位システム(GPS)やセンサーで走行位置や周囲の環境を把握し、決められたルートで動く。障害物を検知する仕組みも備えている。

2016年7月7日 共同通信より引用

この自動運転バスは、過疎地の交通の足となるべく期待されている無人タクシーの導入への布石となるのでしょうか。

また、NTTドコモはDeNA、九州大学、福岡市と自動運転バスの実用化を目的とした「スマートモビリティ推進コンソーシアム」の設立を発表しましした。(7月11日)。
2018年度下期中に九州大学伊都キャンパス(同市西区)内での実用化を目指すそうです。

まずは私有地で様子見、そして技術やサービスの見直しと精度向上などを行い、晴れて公道デビューか!?
公道での運転が実用化される頃には法的な規制もクリアされているかもしれません。

このサイトでは高齢社会にイノベーションをもたらす技術として、ドローンや自動運転技術に注目しています。

自動運転カーのメリットは交通事故や迷惑運転の減少、渋滞の解消、過疎地の交通手段など。
一方、一番のデメリットは事故が起こった時の責任の所在でしょう。
個人的にはメリットの方がデメリットを上回るかな?という気がします。

未来は自動車の定義、そして自動車を所有することの考え方も変わってくるのかもしれません。

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