認知症予防にもなるピクニック。長時間のお弁当持ち歩き対策

2016年5月10日食べもの

初夏です。行楽にもってこいの季節になりました(^o^)

室内にいることが多い高齢者の方は外出することで、目、耳、鼻、口、皮膚など、五感から入ってくる情報量を増やせます。この五感をフルに使う行為は認知症の予防になるといわれています。

まだ真夏の陽射しとまではいかないけれど、汗ばむ日がこれから増えていくことでしょう。

そんな時にピクニックやハイキングなどに出かけると、お弁当を長時間持ち歩くことになるので、衛生面が気になりますよね。

そこで、お弁当を長時間持ち歩く時に役立つポイントをご紹介します。

1 お弁当を容器につめるとき
具材が温かいままだとお弁当箱の湿度が高まってしまいます。
これは食べものが傷みやすくなることに。なので、必ずおかずを冷ましてからつめましょう。

また、冷凍させた具材を詰めるのもOK。
およそ4、5時間で解凍するので、その時間を計算してつめて。

2 食中毒対策
お弁当箱を使う前後にアルコールで除菌するほか、梅干しやお酢、生姜などの殺菌・抗菌効果のあるものを入れます。
ご飯を炊くときに、お酢を小さじ1杯入れると殺菌に。
生姜をたっぷり切り刻んで生姜ご飯にしておくのもよいかも。
暑い日はおにぎりよりも、酢飯の方がオススメですね。

そして水分の多い食べものは細菌の好物。
暑ばむ陽気の日はレタスやトマトなど、水分を多く含む野菜は避けて。
汁気の少ないおかずをメインに考えましょう。

3 保冷対策
保冷剤を使うときはお弁当箱の上に置いてください。
冷たい空気は上から下へ移行する性質があるので「容器の上」がお約束の位置。
保冷剤だけでは心配という人は冷凍したペットボトルのドリンクも一緒に入れるのもOK。

なお、お弁当の容器は必ず直射日光の当たらない涼しい場所に。

認知症の予防のために外に出ることはオススメです。
美術館や映画館、お買い物も効果的ですが、会話をすることも大切です。

グループでピクニックやハイキングに出かけるとお喋りもすすむし、外で食事をすることで、味覚が刺激されます。
1人で室内で過ごしていると「自己完結型」の刺激となりがちですが、外界と接点を持つアクションは認知症の予防に大変効果があるといわれています。

ぜひ、若葉のきもちのよい季節にピクニックを楽しんで!

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