タイでも「鉄」活動!? ユニークなメークロンの鉄道市場

2016年5月27日旅行

みなさんはタイのユニークなマーケット「メークロンの鉄道市場」をご存じでしょうか。
鉄男、鉄子のみなさまには、一風変わった「鉄」活動ができるスポットです。

先日、タイに暮らす知人から「メークロンの鉄道市場が1年ぶりに再開したよ」と知らせがありました。
ここはタイの首都バンコクから西に約130kmに位置するサムットソンクラーム県にある国鉄メークロン駅付近にある庶民的な市場。

なんと、この市場の場所というのが、驚くなかれ「線路」なのです!

この鉄道市場。線路にテントを立て、レールすれすれに野菜、フルーツ、食肉、日用品などを大胆にもズラリと並べた光景は、南国の強い光に映える色彩のオンパレード。
ユニークなのはメークロン駅発着の列車が通るたびにテントを一瞬にして折り畳み、列車が通りすぎると再び、ナニゴトもなかったかのように再び市が始まること。

路上で青果物を屋台で売っているタイですが、大都会バンコクではハイエンドなスーパーマーケットも登場し、最近はオーガニック専門のスーパーも登場するなど、東京と何ら変わらない風景が当たり前になってきました。(ついでにお値段も東京並みに)

けれど、庶民的なメークロン市場のように、現役の線路脇に市を立て、胃袋におさまるものを売買する光景って、野太い生命力を感じるし、タイという国を理解する上での必要なことの多くがそこにあるような気がします。

このメークロンの鉄道市場。
まず今の日本には見ることはできない光景じゃないかな。

この動画は列車が通過すると市場の人々が折りたたんでいたテントを次々に広げていく様子をとらえています。

列車が通過すると、テントを再び広げる所作にアートを感じてしまう。
車中で「鉄」活動をしたい方は、最後尾の車両の一番後ろのレールに面した窓が特等席。

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