元旦旅行4 妖怪に会える!水木しげるロードの広告探訪

2016年5月28日旅行

水木しげるロードの車道を挟んだ歩道の脇にはゲゲゲの鬼太郎に登場する妖怪のブロンズ像が配置され、訪れる人たちの目を楽しませてくれます。このオブジェに関する水木しげる氏への著作料は無料ということになっているのだとか。

しかも、このブロンズ像は触ることもOK。
見るだけでなく、実際に触ることで、その立体感を感じることができるのも嬉しい。
なかには人の手に触れられすぎて、一部がツルツルになっている像も~。

さあ、商店街・水木しげるロードの広告探訪へ。

その前にこの商店街について少しふれておきしょう。
一時期はシャッター通りと言われるほど、空き店舗が目立つ寂しい時代もあったこの商店街。鬼太郎をはじめとする妖怪をテーマにした町おこしが功をなし、空いていた店舗に新規出店がぞくぞくと集まり、息を吹き返しました。 そして「人を呼べる」商店街へ。
境港市のこの取り組みは商店街活性化のモデルケースとして注目されているそうです。

商店街のフラッグには、妖怪神社の鳥居にも使用されている「一反木綿」が。

imageフラッグ_R

そして鬼太郎のランプ。

imageランプ_R

このフラッグとランプが通りに華を添え、「鬼太郎」ムード満点にして、一体感を生んでいます。
そして、鬼太郎色が過剰ではないところもまた、町の品の良さが伝わってきて好感度大。

水木しげるロードに軒を連ねるほとんどのお店で扱っているのは、やはり鬼太郎に関するグッズ。
飴やお煎餅、お饅頭、バームクーヘンなどのお菓子をはじめ、Tシャツ、バッグ、キーホルダー、ストラップなど、実用的なものも。

そんなお店の軒先をにぎやかしているのが「顔はめ看板」。

顔はめ看板って、「コスプレの先祖」なんじゃないかしら。
観光地にはたいてい、ご当地キャラクターの顔はめがありますが、くり抜かれた穴からついつい顔を出して写真を撮りたくなるのは、潜在的な変身願望があるから?

こちらは妖怪ロードに感化されたのか、ヘン顔をしてくれたサービス精神旺盛な!?女子。

image顔はめ看板_R

冬場はあたたかい部屋で飲むもよし。
鬼太郎をラベルに起用したサイダーを通りで見かけました。
このレトロなラベルの意匠がまた、ゲゲゲの鬼太郎をテレビで見ていたお茶の間にタイムスリップさせてくれるよう。商品名の懐かしい感じの書体を見て「古き良き時代」などと、つい懐古趣味的なコトバをつぶやいてしまった。

imageサイダー_R

地元、境港の日本酒「千代むすび」の樽。
「ゲゲゲの鬼太郎」一色の商店街に、この酒樽は境港の伝統とか重みを伝えている感じ。町の格を表しているようです。

image千代むすび_R

公衆トイレのマークは男性が鬼太郎、女性が猫娘、車椅子使用の場合は目玉のおやじが使われています。
アイコンが統一されている町は本当に気持ちがよい。

imageアイコン_R

水木しげる記念館のあるアーケード街は新春らしい華やかさを演出。
連なる看板の手前に掲げられている一反木綿はお正月にだけ登場するのかな。

imageあーけーど街_R

続きます。

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