女性や高齢者の在宅勤務、促進なるか

2016年4月8日ニュースと考察

安倍政権になり、「女性の活用」「女性は日本最大の潜在能力」とよく言われる。
日本の成長戦略には女性の活躍が欠かせない、という見解を支持します。

しかし、女性の活用、活躍、能力などと言われても、世の中の女性たちは自分たちの活用を実感できるているのだろーか。
女性の共感をスローガンに掲げている、国内最大手の某メーカーですら、女性の役員はいまだに登場していない。

2年前、安倍首相は成長戦略で女性は「3年間抱っこし放題です」と宣言した。
育児休業を最長1年半から3年まで延長するという内容だ。
しかし、この発言はスベった!?という感じが否めなかった。

たしかに少子化対策も考慮した発言だと思う。
けれど、3年間も仕事を休めて子育てに専念できるなんてラッキー!と考える人より、3年も仕事を休むことで、キャリアを持続できるか不安だと感じる人の方が多いのでは?

女性の活躍が日本に欠かせないというなら、女性を生かせるよう、より働きやすくなるよう、具体的な方法を働きかけてください。
そう物申したい女性は国内にわんさかいるはず。

さて、先月末のこのニュース。
女性や高齢者が働きやすくなる第一歩になればいいなと思います。下記は引用。

政府のIT総合戦略本部は30日の会合で、地域の活性化を目指す「IT利活用促進プラン」を決めた。パソコンやタブレット端末で在宅勤務ができる「テレワーク」を普及させ、女性や高齢者が働きやすい環境を整える施策が柱となる。

全自治体に策定を求めている「地方版総合戦略」に反映させ、2020年までに「実感できる地方創生」の実現につなげる方針だ。

安倍晋三首相は会合で「経済成長を確かなものとするためITを徹底的に活用する。阻害する制度、行政を抜本的に見直す」と述べた。(後略)

 

(共同通信社2015年6月30日10時20分配信分より)

仕事仲間の情報を共有できるクラウドなど、ITを活用することで、自宅にいながらして仕事ができる。
すでに導入している会社もあり、IT関連の会社員である私の友人(男性)は在宅勤務OKで、自由に自分の仕事をしている。

自宅でもいいけど、ちょっと気分転換にカフェで仕事してこよう。
この資料をメールで送ったら、病院で診察を受けに行こう。
会社の同僚との打ち合わせはスカイプがあるし。

などなど、自分のペースで仕事の時間配分ができる。
今回発表された「IT利活用促進プラン」。
働く女性や高齢者が、在宅で働ける世の中に期待しましょう。