高齢者の食事 。未来はコンビニに嚥下食が並ぶ?

2020年2月11日食べもの

先日の記事でとろみ調整剤についてふれました。
とろみ調整剤は、介護食、とくに嚥下障害の必需品。

嚥下障害とは、水や飲み物が飲み込めなくなったり、それらが肺に行ってしまったりすること(誤嚥)。

自分の口から食事をとられないことを摂食・嚥下障害と言いますが、そうなると栄養失調を起こしたり、誤嚥により肺炎などの呼吸器系の病気にかかってしまいます。

嚥下障害はさまざまな原因で起こりますが、最も多くみられるのは、脳卒中によるものです。

嚥下食は摂食・嚥下障害の重症度をチェックし、どの過程の障害があるかを考慮して作られます。

このようなメニューです。

•クリームベースのスープ
•アイスクリーム
•プリン、テリーヌ、パテ、ムースなど
•牛乳やジュースのゼリー、ヨーグルトなど
•卵豆腐、茶わん蒸し
•お粥(全粥、5分粥、3分粥)

など。

嚥下食について調べてみたら、「スムース食」とか「なめらか食」とか、いろんなネーミングがあるんですね。
YouTubeでは、嚥下食のレシピを紹介する動画も。

内閣府の発表によると、2060年には国民の約2.5人に1人が65歳以上の高齢者となる社会が到来するといわれています。

総人口に占める75歳以上人口の割合も上昇を続け、いわゆる「団塊ジュニア」(1971~1974年生まれ)が75歳以上となった後に、
2060年には4人に1人が75歳以上の高齢者となることが見込まれいます。

2014年は、高齢者1人を現役世代(15~64歳)2.4人で支えているのに対し、2060年には高齢者1人に対して支える現役世代は1.3人になると予想。

平成27年度版高齢社会白書より引用

未来のコンビニでは嚥下食がフツーに販売されているかもしれません。
レンジでチンして食べる唐揚げの横には、鮭のソテー(その頃は「ぷるーる食」とか嚥下食を示すネーミングが浸透している)が並んでいても、珍しいことではないでしょう。

研究熱心な日本人は、見た目もお味も満足いく嚥下食を開発しているかもです(^^♪

今はまだ黎明期にある分野が未来のメインストリームになっていることは想像難くない話です。