寝たきり老人ゼロ社会へ。スウェーデンの介護の取り組み

ニュースと考察

福祉先進国のスウェーデン。
この国には寝たきり老人をゼロにする取り組みかなされています。

現代ビジネスに『スウェーデンにはなぜ「寝たきり老人」がいないのか 幸福度世界1位「北欧の楽園」に学ぶ老いと死』という記事が掲載されていて、大変興味深く読みました。

日本とスウェーデンの違いは文化的なものに根ざした考え方や人生観、自治体の自立性が影響しているようです。

関心をもった点をいくつか紹介します。

◯胃ろうは虐待

胃ろうの患者がいないのはスウェーデンの特徴。
理由は高齢になった人、がんなどの終末期には「口からモノを食べられなくなるのは当たり前のこと」と見ていて、胃ろう(体に穴をあけ、胃に栄養を入れる方法)で栄養を摂取することは虐待である、と国民が認識しています。

◯認知症でも1人暮らし

驚いたのはスウェーデンでは認知症の人の約半数が一人暮らしであるという点。
日本だと認知症だと1人にしておくと危ないから・・・と、家族と暮らすケースもあるし、施設を利用していたり、常に誰かに見守られている状態。
しかし、スウェーデンでは一人暮らしでも大きな問題にならないそう。

ホスピタリティの厚さが誇りである日本ですが、ウラをかえせば過保護すぎるってことなのだろうか?(´・ω:;.:…

基本的にスウェーデン人は高齢になっても、子供と暮らすことをしないようです。
夫婦か、1人で暮らすことが多く、子供と暮らしている人は全体の4%だとか。
日本の場合は44%。

◯介護職が現場で大きな権限を与えられている

日本では病院が母体となっている場合、医師などが主導権を持っているケースが多く、すぐ投薬・治療という方向に。

一方、スウェーデンでは介護士たちが大きな権限を与えられているのが特徴。
これは在宅介護で生活している高齢者の割合が9割ということでもわかるように、介護士とサービスを受ける高齢者がパーソナルな関係であることも理由の1つ。

たとえば、認知症の高齢者のサービスだと投薬よりも「本人がどんな助けを必要としているか」をくみとり、サポートする点が重視されているのです。

日本の介護士(看護師)は労働賃金のわりに「3Kの仕事」といわれ、きつい仕事をしている印象がありますが、スウェーデンの介護士は公務員で安定しているといいます。

リンクはこちらから→『スウェーデンにはなぜ「寝たきり老人」がいないのか 幸福度世界1位「北欧の楽園」に学ぶ老いと死』 

ぜひ、読んでみてください。