カカオで脳細胞がキレッキレに!? 認知症にチョコレート

2016年2月19日食べもの

写真は今年4月に旅した韓国ソウルで買った韓国のロッテ製品Dream Cacao。

キューブ状で食べやすいうえ、 ボトルもクールだし、日本未発売なのでプレゼントすると喜ばれました。

最初にカカオ72%の方を食べたところ、甘味はほとんどなく、ブラックコーヒーのような苦味に「お、オ、オトナの味〜」。
はい。顔、ムンクの「叫び」の人みたいに歪んでました(・・;)

一方、カカオ56%入りは72%入りにくらべると甘味が強く、お菓子として食べるなら断然こっち。

■苦味のある=カカオの多いチョコレートは満腹感をうながす

このカカオ72%入りをお土産に渡したところ、喜んでくれたのはなぜか男性ばかり。
ある人は仕事(整体)をする前、キューブ状のチョコを1 粒口の中に放り込むのだそうです。

すると、ジワーッと苦味が口の奥からまわってきて、少したつと満腹感を感じるとか。
いつもは仕事の途中におやつを食べるけど、これ1粒食べるだけでお昼までオナカがもつと。

きっと、このカカオの含有量が多いことと食欲は何か関係しているのかも。

と思い、しらべてみると、

チョコレートの苦味成分は「テオブロミン」といい、食欲を抑えてくれる働きがありました。
チョコを食べると、血糖値を素早く上げることができる。
これは効率のよいエネルギー補給に。

食欲が抑えられるので、ムダに食べることもないし、リラックス効果も。

とはいえ、甘みのつよいミルクチョコレートやホワイトチョコレートでは効果なし。

市販されてるチョコレートの外箱の原材料をチェックしてみてください。
これは材料が一番多いものから記されます。
多くのものは「砂糖」が一番最初になっていまんか?
これはチョコレート味のお砂糖を食べているってことに(´・ω:;.:…

カカオを味わうなら、外箱の原材料に「砂糖」が最初に入っているもの避けて、カカオマスと書いてあるものを選びましょう。

■認知症予防をうたうチョコレート含有製品が登場するかも?

明治製菓では日本初(アジア初)のチョコレートの健康効果について実証し、研究成果を今年7 月に発表しています。

プレスリリースはこちら

(引用)
この実証研究は、蒲郡市内外の45~69歳までの347人(男性123人、女性224人)に、1カ月間、カカオポリフェノールを多く含むチョコレートを毎日一定量摂取していただき、摂取前後の血圧や血液成分などの身体の状態の変化を検証したものです(詳細は次頁)。本研究は、チョコレートを用いた実証研究としては、他に例をみない日本初の大規模研究といえます。

研究結果をわかりやすく解説したサイト

さて、チョコレートを摂取することで、アルツハイマー型認知症や記憶・学習などの認知機能と関連性がある、脳の海馬に多く含まれるタンパク質の一種、BDNF(Brain-derived neurotrophic factor:脳由来神経栄養因子)が増えることがわかりました。

実験では、チョコレートを摂取する前後で、脳細胞の増加に必要とされているBDNFも有意に上昇する結果に。

この実証をもとに、これから脳のBDNFに働きかける、カカオポリフェノールを含んだ製品が開発されることでしょう。
カカオポリフェノール=チョコレート製品ですが、未来はもしかするとチョコレートという形態ではない食べものが登場したりして!?←あくまでカンですが。