シリコンバレー式バターコーヒー効果って想像以上かも!?
痩せるために最強なのはカフェイン(コーヒー)と脂肪。
ダイエットのニューカマーが登場です。
『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』は、著者デイヴ・アスプリーさん自らのダイエット体験を著したもの。
シリコンバレーを本拠とする彼がダイエットに費やした期間は、なんと15年間といいます。
30万ドルを費やし、マイナス50kgの減量に成功した アスプリーさんはシリコンバレーの有名ハッカー。
彼は自分のからだを「ハック」し続け、その人体実験によって得られた結果をまとめたのがこの本というわけです。
本の感想を正直にいえば、普段食べているもの、食べ方、食べる時間帯など、今までのダイエット本がおしえてくれたこととは反対のことも書いてあり、すぐには実行するには勇気がいるし、少し無理があるかなーな感じでした。
たとえば、お米を食べるなら玄米よりも白米。「朝の果物は金」といわれるフルーツも果糖を含んでいるため、アボカドやベリー系など一部を除くとほとんどがNG。
なぜダメなのか理由も書いてありますが、うーーん、すぐに食べない選択をするのはムズカシイ(´・ω:;.:…
しかし、これならできるかも!と興味をひいたものがありました。
それが「脂肪+コーヒー」の組み合わせです。
その名も「ブレットプルーフコーヒー(Bulletproof Coffee)」。
弾丸も通さないほど強力で、エネルギッシュなコーヒーってわけです。
このバターコーヒーは、コーヒーとバター(ココナッツオイル)でつくるもので、朝1番に飲むことを推奨されています。
カフェインはエネルギーを高め、認知機能の衰えを軽減し、アルツハイマー病の発症リスクを低下させる働きがあります。
コーヒーの効果についてはこの記事も。
そして腸を清める働きをするのが「酪酸菌」を含むバター。
バターの素晴らしい効果を海抜5580mのチベットで知った彼は、いくつものバターを試した結果、牧草飼育のグラスフェッド牛の無塩バターにいきつきます。
100%グラスフェッドバターが望ましいけど、ブレス産バターやAOP(原産地呼称保護)認証のものでも代用OK。
試行錯誤の末、彼が見つけた最強コーヒーのレシピは、コーヒーにMCTオイル(ココナッツから抽出した中鎖脂肪酸オイル)か大さじ1~2杯と、良質の無塩バターまたはギー大さじ1~2杯を加えるというもの。
※MCTオイルは様子を見ながら、ゆっくり加えていくことが大切。
なお、コーヒーに加えるバターやオイルは完全に一体化するよう溶かすのがポイント。
これは、溶かすことで「ミセル」という状態に分解され、脂肪をエネルギーに変換できるから。
また、コーヒーを淹れる際もコツがある。
コーヒーに含まれる油脂(カーウェオールとカフェストール)は強力な抗炎症性物質。酸化ストレスとDNAのダメージを防きます。
淹れるときは、この油脂を守るため、金属のフィルター(フレンチプレスや金製フィルター、エスプレッソマシンとか。ベトナム式コーヒーセットでもよいかも?)を使うと、油脂が除去されることなく、体内で働いてくれるそう。
■シリコンバレー式最強コーヒーを実際に作ってみた
ちょうど、賞味期限切れのエシレバターがあったので、それを使ってバターコーヒーを作ってみることにしました。
◯使ったもの
ラオス産アラビカティピカ種のコーヒー1杯分
エシレバター(無塩)大さじ1
※ココナツオイルやギー、MCTオイルはなし。
コーヒーは金属のフィルターではなく、ペーパーフィルターで淹れたもの。
アスプリーさんに叱られそうですねw
コーヒーとバターをいれ、ミキサーにかけると、あっという間に出来上がり。
お味はお砂糖の入っていない、上質なカフェ・オ・レという感じ。
これ、カフェのメニューにあってもいいかも~というぐらい、まろやかでおいしい。
普段、甘いコーヒーしか飲めない人でも抵抗なく飲めるのでは?
毎朝、2杯飲むことを推奨されてますが、この日は1杯だけ。
コーヒーを飲んだ30分後にはセロトニン食であるバナナも1本食べました。
さて、この日の明け方、雨が滝のように降っていたこともあり、朝はどこにも出かけず、ゴロゴロしていたのですが、たいていそんな時は二度寝してしまう。
けれど、この最強コーヒーを飲んだ後は、どういうわけか眠くならないし、むしろアタマがサエてる感じ。
あれやってこれやってと、頭が働いてるような。。。
朝だから、Will Power(意志力)も満タンで働く時間帯だしね。
「これを飲んだらこうなる」という暗示誘導なのかもしれないし~。
などと、天邪鬼に考えてみましたが、体の声は「悪くないんじゃないの?」って言ってます。
実は昼食の後、おつきあいでブラックコーヒーとチーズクリームのスフレをいただきましたが、いつもはサクッと食べるのに、なぜかおなかが満腹でなかなかすすまない。
スイーツは「別腹」のはずなのに、この日に限っては別に食べなくてもいいかも。。。な感じ。
残しちゃ悪いから、食べたけど、けっこう時間をかけて口に運びました。
このバターコーヒー、満腹状態を長持ちさせる点がポイントなんですね。
ダイエットしたい時は、このコーヒーを1日のうちに何杯か飲むと効果がありそう。
そんなわけで、シリコンバレー式の最強コーヒー、しばらく試してみたいと思いますw
■関連エントリー
最強のシリコンバレー式バターコーヒー効果の続き
オメガ3を簡単に摂取! チアシードウォーターを作ってみた
身体に飢餓感を感じさせないダイエットの方法って?
●参考図書
『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』kindle版もあります。
追伸 正確につくりたい場合は、この動画で作り方をチェックしてみてください。
著者のデイヴ・アスプリーさん自身が最強バターコーヒーを作っています。