セーブオンのほぼ全店舗がローソンになるという件

ニュースと考察

群馬県に行ったときによく利用していたセーブオン。
なんと全ての店舗が「ローソン」へと転換されることが発表されました。

 ローソンと中堅コンビニエンスストアのセーブオン(前橋市)は1日、「セーブオン」ブランドのコンビニを「ローソン」に転換すると発表した。セーブオンは群馬県や栃木県など関東を中心とした6県で503店舗(2016年12月末)を展開しており、このうち長野県を除く5県の501店舗が対象となる。今夏から転換を始め、18年末までに終える計画だ。

 セーブオンがローソンと、「ローソン」ブランドのコンビニを展開するための「メガフランチャイズ契約」を結んだ。群馬、栃木、新潟、埼玉、千葉の5県が対象。長野県の2店舗を転換するかは今後両社で協議していく。セーブオンはコンビニ事業を継続するが、ほぼ全店がローソンに切り替わることになる。(後略)

2017/2/1 9:33 日本経済新聞より引用

1984年に設立されたセーブオンは北関東を中心に拡大したコンビニチェーン。
ローソンに転換するという点は「寝耳に水」ではなく、2012年8月以降、セーブオンの5県82店舗が「ローソン」になっています。

そしてローソンに転換後、蓋を開けてみると、ローソンのPontaカードやロッピーなどが好評で、売り上げが平均1,3倍伸びたそう。

お客さまへのサービスを考えるとローソンに転換した方が喜ばれるし、売り上げの面でもメリットがあるという判断なのでしょう。

ふと思い出したのは「はたらく」という言葉。
これは「側(はた)を「ラク」にすると解釈することを昔、教えてもらったことがあります。

最近も、知り合った青年実業家からこの話を聞いて、やはりそうだよなー、と思っていたところにこのニュース。

店舗名を変え、便利なサービスも導入できることで、お客さまという「側」をラクにできるのだよなー、と。

地元ならではのおやつなんかも販売されていた、セーブオン。
業界の上位を目指すため収益を上げることもビジネスには必要なことですが、セーブオンは商品も地元に密着したものが多かったはず。
ローソンになっても、地元のこころは残してほしいですね。

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