緊急時の救命措置に「ドローン」を活用する実証実験がスタート

ニュースと考察

今年に入り、小型無線機「ドローン」を活用する実証実験が相次いでスタートしました。
現在、(私の知る限りでは)千葉県のゴルフ場でドローンを用いたサービスが行われています。

さて、実現したら素晴らしい着想!!!と手を打ったのが、本日紹介するドローンを活用する実証実験。
今秋、九州大伊都キャンパス(福岡市西区)や佐賀県内で始まります。
緊急時の救急措置にドローンが治療薬やAEDを届け、救命の確率を高めることが目的です。

(前略)
 総務省のIoT(モノのインターネット)サービス創出支援事業の一環。実験では、全身性の急性アレルギー「アナフィラキシーショック」や心臓発作などを起こした患者のもとに、自動飛行のドローンでいち早く薬やAEDなどを運ぶ。119番を発信したスマートフォンなどのGPS(全地球測位システム)情報を基に、通報者の場所を特定する。ドローンに取り付けたカメラで、現場の状況や患者の容体を把握する実験も行う。

 東京都の一般社団法人「救急医療・災害対応無人機等自動支援システム活用推進協議会」が6月、総務省から委託を受けた。委託金は約4000万円。実験は来年3月までで、結果を報告するシンポジウムも計画している。

 ただ、ドローンを巡っては昨年12月、人口密集地や空港周辺などでの飛行を原則禁止した改正航空法が施行されたほか、電波法での規制もあり、実用化には法整備などの課題もある。

 同法人の共同発足人で佐賀県職員の円城寺雄介さん(38)は「システムが完成すれば、消防の業務に組み込んだり、民間サービスとして機能させたりできる。ドローンを活用し、一歩進んだ救急対応の仕組みをつくりたい」と話している。(中西瑛)

2016年8月18日 ヨミドクターより引用

今年5月からはじまった千葉県御宿町の「キャメルゴルフリゾート」でドローンで荷物を運ぶサービスが始まりました。
それが楽天の配送サービス「そら楽」です。

これは、ゴルフ場コース内で、スマホ専用アプリでゴルフ用品や軽食、飲み物などを注文すると、コース内の受取所までドローンが商品を運んでくれるというもの。

救急措置が必要な現場でドローンが薬やAEDを運んでくれる。。。実証実験を経てのサービス開始を期待しています。

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