相手の言動をコントロールする強力な方法って!?
ある会社(クライアント側)とその会社から仕事を受注している会社の担当者。
あるいは
あるサークルの大先輩と新しく入ってきたメンバー。
などなど、無意識のうちに上下関係を感じている人もいらっしゃるかと思います。
対等にものを言い合える関係がすでに出来上がっていると良いのですが、そうではない場合。
無理難題をクライアントがおしつけてきた時に、心理学的にどう対処すればよいか?
もっとも簡単に相手を誘導し、相手の言動をコントロールするには・・・あるものに訴えかけます。
何だと思います?
それは相手の「罪悪感」です。
たとえば、クライアントが打ち合わせの時間に大幅に遅刻をしてきた場合。
そんな時はあえて「事故にまきこまれていないか、とても心配していました。無事に到着されて安心しました~」と声をかける。
すると、相手は悪いことをしてしまったな・・・とか、借りを作ってしまった・・・などという意識が芽生えます。
たいていの人は相手を気遣って声をかけると思いますが、意識してこの「気遣い」を使ってはいません。
あなたはどーですか?
無理難題をいってくるクライアントの相手が「心配させて悪かったな・・・」と感じると同時に、ココロには罪悪感がめばえています。
交渉する時など、この罪悪感はけっこう有利にはたらきます。
とくに自分のミスを寛容に受け止めるなど、引け目を感じた相手には。
つまり、あなたがクライアントに罪悪感を感じさせると、相手はあなたの意見を今までより受け止めてくれたり、尊重してくれるようになるってワケです。
自分のことを心配している人には、なんらかのかたちでお返しをしなければ、と思う気持ちが働くからです。
これって、クライアントと受注側だけでなく、職場でコミュニケーションがうまくとれない相手にも使えます。
相手が罪悪感を感じるほど、あえて「親切」「心配」をするのです。←嫌いな相手には演技でもよい。
そして相手がミスをした時も、責めたい気持ちをグッとこらえ、「(そのミスが)自分に役立った」と相手をフォロー。
こうすることで、少しずつ関係性が変わってくるはずです。
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