生涯現役社会に!? 65歳以上の雇用助成金拡充

ニュースと考察

65歳以上の雇用助成金が拡充されるようです。
日本がめざす生涯現役社会の布石となるでしょうか。

「定年」を迎えても働いていたいと考えるシニアの雇用環境が整っていきそうです。

 政府は10日、65歳以上の働く人を増やすため、新規に雇用したり、
継続雇用したりする企業への助成金を拡充する方針を固めた。「1億総
活躍社会」のテーマの一つに「生涯現役社会の構築」を掲げており、
11月末にまとめる緊急対策に盛り込む見通しだ。

 企業は社員が希望すれば65歳まで雇用することが義務付けられてい
る。しかし年金だけでは老後の生活に不安を抱く人も多く、65歳以上
の雇用環境を整える狙いがある。

 ハローワークや民間の人材紹介業者を通じて65歳以上の人を雇用し
た企業は現在、「高年齢者雇用開発特別奨励金」を利用できる。
政府は、助成金の額を引き上げることを検討。

(共同通信社2015年11月10日より抜粋)

定年を迎えて働く場合は次の選択があります。

1、勤めている会社の継続雇用
2、転職または新しい会社に就職
3、起業・独立

総務省の調査にでは、60~64歳男性の74%、65~70歳の約半数の人は働いているのが現状です。
その理由は「生活のため」がトップで、生活費を稼ぐ、あるいは「余裕資金」を得るために働いています。

要は勤めている会社のそのまま勤め続けるか、新しい仕事を始めるかどうか。

一番多い選択は60歳まで勤め、その後は継続雇用制度を利用し、契約社員や嘱託となり、勤め続けるというもの。
その場合、週に数日出勤し、給与は定年時の5〜7割となり、後輩たちのバックアップやサポート側に回る場合もあります。

退職しても「行く場所」があることや、現役時より額が減ったとはいえ収入があること、そして人とのコミュニケーションや社会との関わりを持ち続けることは、シニア世代にとっても大切なこと。

個人的には、未来に雇用以外で収入を得る手段(フリーランスで、在宅で事業を立ち上げるなど)が珍しくなく、働き方が今より拡大化されているかも・・・と願っているのですが。

生きがいを感じながら働き続ける環境が整うことを願っています。