なんて面白いのだろう!ドラマ『やすらぎの郷』

2017年5月18日ライフスタイル

倉本聰さんが脚本を手がけているドラマ『やすらぎの郷』(テレビ朝日・月〜金曜12:30〜)。
いわゆる昼メロ枠の「シニア世代も楽しめるドラマ」ですが、これが面白いのなんの!

「やすらぎの郷」という昔、お茶の間を楽しませた実績のある俳優、女優、テレビ・映画制作関係者が入居できる施設が舞台。
主人公で、大御所脚本家を演じているのは、石坂浩二(75歳)。
そして、主要キャストには八千草薫をはじめ、有馬稲子、野際陽子、ミッキー・カーチス、浅丘ルリ子、山本圭、藤竜也、加賀まりこなど、80代、70代の大御所俳優・女優が集結。

私、このドラマにかなりハマっています。
週刊誌で倉本聰さんのインタビューを読み、まあ見てみましょう、ぐらいの軽い気持ちで見始めたところ、ストーリーが濃く、展開のテンポも良く(じれったくなく)、華やかに見える芸能界の決してオモテには見えない事情を大御所俳優が演じるなんてリアルだし。

ユーモアのセンスも抜群。
このやすらぎの郷のことを「濃野佐志美」(こいのさしみ)というペンネームで書いている女流作家探し。このペンネームは「鯉の刺身」から。

そして、「ナスの呪い揚げ」の儀式。
浅丘るり子演じる白川冴子の誕生パーティーは昔、呼ばれることがステータスだったけど、今では不参加
多く会場をキャンセルすることに。

その参加を断った人たちを呪うため、九条摂子(八千草薫)が提案したのが「ナスの呪い揚げ」の儀式。

70、80代の入居者が丑三つ時に集まり、切り込みを入れたナスに呪いたい相手の名前を叫びながら先の尖った割り箸をエイっと突き刺し、それを油で揚げて、しょうが醤油にひたして食べる。。。

翌日、呪い揚げの効果があったのか?ナスの呪い揚げの儀式を行った時刻にあるタレントが死亡していたことが発覚するなど、吃驚仰天!

とにかく次の放送が待ち遠しくてたまらないのですw

このやすらぎの郷は、昔、芸能界のドンと呼ばれた人物が、戦後の日本をテレビや映画を通して元気を与えてくれた業界人の老後のために、私財をつぎ込んで作った至れり尽くせりの施設。

カテゴライズすれば「サービス付き高齢者住宅」になるのでしょうか。
ストーリーも気になるけれど、リゾートのようなこの施設での暮らしも気になりながら楽しんでいます。

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