高齢者の足にも。初乗り410円!東京都内のタクシー

ニュースと考察

初乗り運賃が410円!
2017年1月末にも、東京都内のタクシーの初乗り運賃が短い距離に対応するようです。
2~3人で利用した場合、バスや地下鉄よりも割安になるってことでは!?

(前略)対象は東京23区と武蔵野市、三鷹市の営業地域のタクシーで、来年1月末にも初乗り料金が1.052キロで410円になります。これまでは初乗りは2キロで730円でした。

加算される距離は、これまでは280メートルごとに90円だったものを約240メートルごとに80円ずつにします。2キロ乗ると今の初乗り運賃と同じ730円になります。

国土交通省としては、初乗り料金を引き下げることで、短距離で利用する外国人観光客や高齢者などの利用促進につながるとしています。初乗り運賃の引き下げは20日の関係閣僚会議で承認される見通しです。

テレビ朝日系(ANN) 12/19(月) 11:58配信分より引用

距離を短縮し、タクシー料金を安くすることで、高齢者などの「生活の足」としてタクシーを日常的に利用してもらうねらいもあるのでしょう。

初乗り410円を国土交通省に申請したのは、タクシー大手の日本交通。
2016年4月、東京都内での初乗りを1.059キロメートルで410円、237メートルごとに80円ずつ加算する運賃を、国土交通省に申請しました。

さて、初乗り410円を実現するには「日本交通が申請した日(2016年4月5日)から3か月以内に、車両台数の7割を超える、営業区域内のタクシー会社が同じような申請を行わなければ、新しい運賃の審査には入れない」(国土交通省自動車局)ということでした。

東京23区内と武蔵野市、三鷹市の法人タクシー事業者は346社(2014年度、関東運輸局調べ)で、日本交通グループの車両数は約3500台なので、7割超(約2万台)を確保する際には、同業者の賛同が必要。
関東運輸局によると、4月6日時点で35社のタクシー会社から申請があったそう。

無事に承認にいたり、近距離でも気軽にタクシーに乗って外出したいと考える人は多いはず。タクシーとの付き合い方が変わってきそうですね。

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