インタウン・チェックイン。香港は高齢者が身軽に旅できる!?
先日、マカオの入国審査で65歳以上の優先レーンが設けてあることを書きました。こちら。
香港国際空港では、高齢の旅行者が長い列に並ばなくてもすむよう、チェックイン・ホール「エリアC」に優先カウンターを設けています。
すばらしい!
そして今回はじめて利用して、ぜひ日本にも取り入れてほしいと思ったのが、香港国際空港の「インタウン・チェックイン」サービス。
これはエアポート・エクスプレス(AEL)に乗って香港国際空港へ行く人が利用ができるもの。
AELと隣接するMTRの香港駅もしくは九龍駅だけに限られているサービスですが、空港カウンター同様、チェックインすることが可能です。
キャセイパシフィック航空やドラゴン航空、ANA、JALなど、たいていのキャリアはカウンターがあるはず。
(LCCはこのサービスが利用できるところとできないところがあるかも)
出発の1日前から90分前まで、ここでチェックインすると、搭乗券を発券してもらえるし、スーツケースは日本の空港で受け取れる。
混雑が予想される空港でチェックインする必要もないし、チェックインをすませるとMTRに乗ってどこかの街へ遊びにも行ける。
さすが、実のある「国際観光都市」香港ならではのサービスです。
実はこのインタウンチェックインについては全く知らず、AELに乗る前に利用できることを知りました。たまたまMTRの九龍駅で見かけたのです。
これ、空港に行ってチェックインするより、かなりラクなので、利用しないテはありません。
もっとはやくこのサービスを知っていれば、早めにチェックインをすませて、香港島の方にでも行けたかも!?とも思いましたが、それは次回の旅の手段として活用するということで^^
もし、日本の羽田国際空港に導入するのであれば、モノレールを利用する浜松町、もしくは京急の品川で行う感じでしょうか。
チェックイン(スーツケースの預かりも)を鉄道駅で出来ると、移動がラクですよね。
とくに早朝便に乗る人やホテルのチェックアウト後の時間を持て余している人にとっては、搭乗までの時間を有効に使えます。
また、チェックインカウンターをもうけることで、駅ビルやその界隈に繰り出す空港利用者も増えるはずなので、近隣の施設や街もにぎわうことでしょう。
たとえば、羽田空港までの駅に途中下車できる特典などを加えたら、モノレール利用者は大井町で「競馬」を楽しんだり、京急利用者は青物横丁で下車してジモトの人ご用達の「商店街」をそぞろ歩くことだって出来るはず。
あー、妄想は止まりません(笑)。
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