「豊かな高齢社会」がテーマのとらやの展覧会@東京ミッドタウン
先日、面白い展覧会へ行ってきました。
とらやさんの「豊かな高齢社会」がテーマになった企画展「いつまでも甘くたのしく」です。
会場はとらや東京ミッドタウン店。
「とらや」は言わずと知れた江戸時代に創業した、あの老舗和菓子屋さんです。
大きくて迫力のあるとらやさんの暖簾。 老舗にしか醸し出せない箔ってある。
私はとらやさんが開催される和菓子の企画展のファンで、何度か虎屋文庫にうかがったことがありますが、「高齢社会」がテーマになった展覧会は初めてのこと。
会場では高齢者や高齢社会にまつわる興味深いデータをパネルで紹介されていたり、高齢者の方々が思い描くアイデアをイラストと文章でまとめた展示物が並ぶなど、高齢者の実態を知る！？上で、参考になるものばかり。
なーんて書くと、カタイ印象を受けるかもしれませんが、なかなか会場構成も展示内容も展示物のデザインも楽しめるのです。
ところで、皆さんは、高齢者がひとり暮らしを望んでいる割合はどれくらいだと思います?
会場のパネルによると、なんと 約8割の方が一人暮らしを望んでいるそうです。
＼(◎o◎)／！意外～。
会場をご案内くださった方によると、この展覧会の来場者は若い世代の方が多く、彼らの多くがこの「約8割の高齢者がひとり暮らしを望んでいる」という調査結果に驚くそう。
そして、自分たちが高齢者といわれる世代になったらどうなるのだろう…という会話が生まれるようです。
また、高齢者の方の「今の楽しみ」は何だと思います?
実は約4割の方の回答が「食事や飲食」なんですね～。
引き出し式の楽しい展示物がこちら。
高齢者の「あったらいいな」をイラスト＋文章で紹介する木製の引き出し式ツール。
過去を振り返らなくなる眼鏡、お年寄り専用レーン、自分の健康状態を知らせてくれるベッドなど、年齢を重ねてくると、こんなものが身近にあれば便利で楽しいと思われるアイデアが目白押し。
クスリと笑えるユーモアたっぷりの発想!
後に続く世代の私は脱帽でしかありません。
この展覧会は5月30日（月）まで。
大型連休で六本木方面にお出かけになる方はぜひ足を運んでみてください。
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