フツーの高齢者のアイデア満載!『いちばん未来のアイデアブック』
先日、紹介したとらやさんの展覧会「いつまでも甘くたのしく」。こちら
上の写真は、会場でひときわ目を引いた、あるモノ(^o^)
何だと思います?
これは、高齢者の「こんなものがあったらいいな」というアイデアとその背景にある気持ちをイラスト+テキストで構成した、引き出し型の展示物。
この愛らしく楽しいイラストは寄藤文平さんの手によるもの。
荻上直子監督の映画『めがね』のメルシー体操のイラストでお名前と作品を知って以来、気になっているクリエイターのおひとりです。
さて、この引き出し型の展示物のアイデアの出どころといいましょーか、掲載されている本が『いちばん未来のアイデアブック フツーの高齢者のみなさんが考えました』です。
内容をamazonより引用させていただきます。
内容紹介
もう「老人」で悩まない。
これまで語られてこなかった高齢者の自分・家族・社会へのアイデアとホンネを集めました。
高齢者専門の研究者たちが監修し、延べ28時間にもおよぶ自由なセッションで飛び出した現代の高齢者たちの言葉は、悩みや希望、ユーモアにあふれた未来へのメッセージでした!
寄藤文平氏監修のイラストで軽く読みやすいタッチにしていますが、その奥には真剣な高齢者たちの想いや、老年学研究者たちのあたたかいまなざしがあります。
会社のシニアビジネス担当者にも、介護従事者にも、街づくりを目指す学生にも、オモシロ話題本が好きな本読みにも!
最近、読んだ本の中では一番おもしろかったです。
( Kindleでも読めないかな~)
日本の高齢者ってユーモアのセンスがある!
こんな面白いアイデアをもっている人たちが沢山いるのを世の中は知らなさすぎるかも。
ぜひ、日本のみならず、海外の方にも読んでいただきたい本です。
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