女性ホルモンフレンドリーな「美の象徴」の花とは
タイトルの美を象徴する花とは、みなさんもご想像されていた通りの「バラ」。※薔薇という字はいまだに書けない・・・(^^)
バラには昔から薬用効果があるといわれています。
トルコでは約900年前からローズウォーター(バラ水)が女性に愛されてきました。
これはローズオイル を蒸留して作る時に抽出される液体で、頭痛や発熱、胃痛などに効果をもたらすといわれてきました。
実際、イスタンブールの市場やドラッグストアをのぞくと、ローズウオーターをはじめ、バラを使った美容製品がたくさん。私はトルコへ行くと必ず、バラのコスメ製品をいろいろ探し求めています。やはりオーガニックのものは値段ははりますが、それでも日本で求めるよりお安いと思います。
また、1500年頃の中国では、バラの原種であるハマナシの花が肝臓の疾病に効果をもたらすといわれていました。
■パラの香りがもたらすもの
バラといえば、あの高貴な香りを思い出す人も多いのではないでしょうか。
香りは脳の「感じる」部分(大脳辺縁系)にダイレクトに伝わります。
そこから視床下部へ伝わり自律神経、免疫、ホルモンなどのバランスをとるよう働きます。好きな香りをかぐだけでキモチに変化が見られるのはそのため。
バラの香りは緊張を和らげ、リラックスさせてくれるといわれています。
落ち着かない時やイライラしている時はバラの香りをかいでみましょう。
その鎮静効果はラベンダー(鎮静効果をもたらすことで有名)をもしのぐことが、実験によりわかっています。
■女性ホルモンフレンドリーなバラ
バラが原料のローズオイルやローズウォーターは、血液の循環を良くしてくれます。
血行と女性ホルモンは深い関係があり、ローズのオイルやローズウォーターで血のめぐりを良くすることで、からだの冷えの軽減や女性ホルモンの分泌をととのえるはたらきがあるといわれています。
冷え症や女性ホルモンの乱れは、生理痛や月経周期の乱れをひきおこしたり、更年期の症状も関係します。
また、ローズオイルは女性ホルモンの働きをサポートすると言われており、女性特有のお悩みを助けてくれるといわれています。
ちなみにバラの英名「rose」は、ケルト語の「rhodd(赤色)」に由来します。
赤は血の色。血のめぐりが女性にとって大切なもの、という暗示なのでしょうか。