人生は下水のようだ。何が出てくるかは入れたもので決まる

2015年9月25日ライフスタイル

タイトルの言葉「人生は下水のようだ。何が出てくるかは入れたもので決まる」はトム・レイヤーの言葉。
トム・レイヤーはユダヤ系アメリカ人で、シンガーソングライター、ピアニスト、数学者という肩書を持つ。

原文は
Life is like a sewer:what you get out it deponds on what you into it.

これは生き様が人生にあらわれる、ということを言っています。
そして「自分が得たものが血肉化する」ということでもあるのでしょう。

知識や情報、アイデア、習慣を自分に定着させるには、いろいろな方法があります。

ノートにひたすら書いて覚える。
何度も言葉を繰り返して発し、身につける。
得たヒントを自分のからだを使って体験する。

などなど。

さて、定着させる作業をしていると、ときとして思いがけないことが起こります。
いや、たいてい起こる!
(それが人間の神秘でもあったりする)

思いがけないことはいいことだったり、よくないことだったり。

ものを書く仕事をしている私の場合、これぞ!と思ったことを書くときに限って、ワードがどういうわけか、かたまってしまい、やむなくシャットダウンする羽目に。

そういう時に限ってどういうわけかファイルのバックアップもとれていない。
そして原稿は1からやり直し~。

こんな経験は1度や2度ではない。
「オレってサエてるっ!」と思っている時に限って起こるから、本当に人生七不思議の1つ。

で、こんなときには「忍耐」が必要なんですね。
※忍耐って字はどうしてこんなに、字全体がニンタイを表わしているんだろう~(^^ゞ

■忍耐とツレになる方法をご紹介

◯10まで数える
これはローマ人の時代から伝わる方法。誰かに何か文句を言いたい時には1、2、3、4、5、・・・10まで数えてみる。
こうすることで、気持ちをクールダウンさせる。
10の後に何か冷静な言葉がいえるだろう。少なくとも1を数える前よりは。

◯家の鍵を片方のポケットにうつす
これはアイルランドに伝わる怒りの沈め方をアレンジ。
アイルランドではポケットに小石を入れておき、忍耐が必要な時はその小石を片方のポケットに移す、ということをやるらしい。
小石の代用として、家の鍵とか小さな水晶とかある程度、重量のあるものを利用する。

◯深呼吸を7回する
落ち着きたい時の特効薬が深呼吸すること。
深い呼吸をすると副交感神経に働いて、血管が開き、末梢まで血流がよくなる。
すると全身の筋肉が緩むので心身はリラックス。これが、深呼吸をすると落ち着く理由です。
また、ゆっくり呼吸をすることで脳内のセロトニンもアップ。

なぜに7回?
これは昔、近所のスーパーを経営していた、地元でも博学で知られるおじさんから教えてもらったこと。
彼がいうには

1週間は7日ある
太陽系の天体の数(水星、金星、火星、木星、土星、太陽、月)は7つ
人体のチャクラ(精神的、肉体的なエネルギーが宿るといわれる。サンスクリット語では「輪」という意味)は7ヵ所。

だからだそう。

もっともこれは好きな数字でよいのではないかと思う。
日本人好みの末広がりの「八」に由来して8とか生年月日を足して1桁にしたら9だから、といった具合に意味のある数字を選んでもいいかも。

◯忍耐が必要な時のアクションを決めておく
たとえば本を読む。
漫画『巨人の星』のとーちゃん、星一徹のようにちゃぶ台を転がしたり、「バカヤロー!」とか言いたいけれど、言っちゃったらおしまいって状況ってありません?KYが求められる時とか。そんな時には「本をとる、そして本のページをめくる」ということを癖づけておくとよいです。
この癖が自然に身につくことで、星一徹アクションから冷静になれる。

などなど。

忍耐はポジティブ心理学の権威、クリストファー・ピーターソン博士とマーティン・セリグマン博士が考案した分類によると「勇気に関する強み」に属します。

トム・レイヤーのいうところの、人生が自分が入れたものの通りになるなら、「入れる時」まわりの精度を上げたいもの。