自由学園明日館に咲く1921年作出の薔薇「アルバータイン」

2016年5月23日ライフスタイル

先日の記事で紹介した自由学園明日館ですが、校庭の花壇にこんな美しい薔薇を見つけました。
名前を「アルバータイン」というそうです。

そーいえば、池袋駅メトロポリタン口から住宅街を通って明日館にやって来たのですが、その道すがら、お庭に薔薇を美しく咲かせていらっしゃるお宅が何軒も目に飛び込んできました。
この付近にお住まいの方たちはお花に手をかけ、愛している方が多いようです。

明日館の校庭のかたすみで、件の薔薇をじっくり見ていると、その場で手入れをされていた方が「この薔薇の色がカワイイでしょう。いい匂いがするよ」とおっしゃるので、香りをかがせていただくと、なんとも爽やかな芳香。

いわゆる薔薇特有の「香り高い」とか「高貴な」などと形容される強い匂いではなく、南国のフルーツのような気軽さのある芳しさ。オーデコロンをサッとふりかけたように鼻先を軽やかに通りすぎていく。

自由学園明日館4image_R

明日館にはこの薔薇の他、「唐種招霊」(からたねおがたま)という木も植えられています。
唐種招霊という四文字だけみると、なんかオドロオドロしい印象をうけますが、花の咲く時期になるとバナナのような甘い香りがあたりにふわっと漂い、たまらないのだそう。

私が訪れた時はつぼみだったから、お花が顔を見せてくれるシーズンはもうちょっと後かな。

ところで、校庭に植えられているアルバータインという薔薇ですが、これは明日館が建造されたのと同じ1921 年の作出だそう。

ということは、この花もあと数年で100歳を迎えるのですね。。。

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