実は忙しい時ほど体を動かすとよいのです。その理由とは?
仕事に追われ、時間がないと感じると、体を動かすことを止めてしまう人がいます。
通っているスポーツクラブを休んだり、日課のジョギングをちょっとだけ中断!とか。
「だって余裕がないもん」
たしかに、忙しくしていると、自分を急がせているモノゴトにフォーカスしてしまい、スポーツの類は「ちょっと休憩」となる気持ちもわかります。
実は私もかつてはそのひとり。
あるアパレルメーカーでインハウスコピーライターの仕事をしていた時、契約していたスポーツクラブにほとんど行けませんでした。
いえ、行く時間はあったのに「行かなかった」というほうが正しいです。
とにかく、時間がないと自分が勝手に思い込んでいたので、水泳やジムに行くのは時間を浪費するようなものだと、思えたのです。
結果、仕事をしながらコンビニのお菓子を食べ続けたこともあり、体重は右肩上がりに急上昇!
その夏、久しぶりに会った友人に会うと「なに、その二の腕の太さ!」と目を3倍の大きさにされ、驚かれたことがありました。
「ふん、仕方ないじゃん、仕事が忙しいもん」
恥ずかしながら、その時は美意識とか人は見た目で判断するもんだ、という感覚がマヒしていたんですね^^;。
こんな風に、時間がないことを理由に体を動かさなくなると、見た目は断然マイナスになるのは当然のことですよね。
■忙しいから運動の時間をカットすることは、時間の節約にはならない
さてさて。今日の記事でお伝えしたいのは、ビジュアルに悪影響を及ぼすから、忙しくても体を動かそうね、ということが主体ではありません。もちろん、その要素はありますけれど(^^)
ここからようやく本題です。
時間がないとき、たいていの人は「体を動かすこと」をやめてしまいがち。
そして、その選択をした人はこう思います。
「忙しいから、運動の時間をカットすると、もっと仕事ができる。これは時間の節約だ」と。
しかし、それって実は時間の節約になっていない のです。
そう見解を示すのは『世界で一番シンプルな時間術』の著者、W.T.キュステンマッハーとR.キュステンマッハー。
忙しい時ほど、体を動かす時間をとること。
体を動かしていると、やがて満足感や達成感を得られます。
すると自分のなかで、重要なことが見えたり、仕事の優先順位や仕分け作業が進むのです。
わざわざ運動する時間を削って仕事をしなくても、むしろ体を動かした方が生産性が上がるというワケです。
仕事を理由にスポーツクラブをお休み、あるいはサボっていた皆さん。
忙しい時ほど運動ですよ!
そして、定期的に行う運動には「健康」という嬉しい副産物も。
疲れにくくなったり、頭痛や背中の痛み、風邪の予防など、体を動かすと、動かさないより、いいコトたくさん!
個人的には、筋トレなどちょっとハードな運動の後にやってくる、ボーっとした時間が、頭が真っ白になり(いい意味で!)その無の状態が心地よいと感じます。(これを瞑想もどきと呼んでおります)
体を動かすことをやめて、仕事の時間を捻出しようと考えている方。
忙しい時ほど時間を調整して運動してみませんか?
その効果は思った以上に高いですよ。