誰かが成功したら、そのプロセスを褒めてあげよう!
先日の記事で、失敗したら結果を嘆くのではなく、プロセスの中に失敗の原因を見つけようということを書きました。今日はプロセスを「褒める」ことについてのお話を。
良くも悪くも、結果だけで判断すると、その能力だけがフューチャーされ、プロセスにはあまり目を向けてもらえません。
もし、そんな褒められ方、あるいは叱られ方をされると、結果は才能や能力(あるいは運)の問題であり、「結果こそがすべて」とい考え方が身についてしまうかもしれません。
実は、プロセスの中にこそ、その人の生き方や考え方があらわれています。
褒められる場合、たとえば
よくがんばった
あんな状況なのに、よく耐えて素晴らしかった
勇気を出して発言したことに感動した
こんなふうに言われるとどうでしょう?
自分に誇りがもてますよね。自分のことを大切に思えませんか?
思う結果が出せない時でも、そのプロセスを見てくれている人が1人でもいたら、どうですか?
ズバリ、救われます。
結果だけではなく、努力を褒められてきたリトルリーグのチームは、そうでないチームにくらべて勝率が6%も上回ったのだとか!
このプロセス重視型コミュニケーションは誰かがいなくても、自分1人でも出来ます。
「よく自分をほめてあげる」といいますが、その時は結果だけでなく、そのプロセスの中でがんばったこと、素敵なことや感動したことなども、キラ星が夜空を埋め尽くすほどに「自分大絶賛の嵐」くらいに褒めてあげましょう。
昔(今も?)いい大学へ行って、いいところに就職して、、、などと親から言われ続けてきた人もいるかもしれません。
そんな親はたいてい結果重視。成績が悪ければ「もう入る学校がない」と脅さんほどに(T_T)。
言われた方は、相容れない価値観をおしつけられて、苦しむことになります。
子どもの頃から家庭で、結果重視型の思考で育つと、結果こそがすべてとなり「あの時失敗したせいで」と、自分の失敗を言い訳にする人生を歩んでしまいます。
前述したように、プロセスの中にこそ、その人の人生があらわれています。
自分にプロセス重視型の考え方をとりいれ、ぜひ、周囲の人のプロセスも観察してあげてください。
そのなかで素晴らしいな~と感じた点(姿勢や発言、考え方など)を言葉にして伝えてあげましょう。
また、プロセスを褒めることにはステキな意義があります。
なぜなら、その過程において何度でも褒めることができるから。(結果は一度しか褒められないしね)
かつて、人生は「感動の質で決まる」とおしえてくれた人がいました。
プロセスを観察し、褒めてあげることって、感動の質にもつながるんじゃないかな。