お土産の語源はお伊勢参り!?ミレービスケットについても

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日本人はお土産が大好きな国民のようです。
観光地のお土産屋さんに立ち寄ると、お菓子やご当地のキャラクターのグッズをまとめ買いする人も少なくないし、観光に来たのか、お土産を買いに来たのか?と思うこともしばしば。

いや、お土産好きは日本人だけじゃないな。
最近は、中国人をはじめとする外国人による「爆買」なるコトバも生まれたし。

ま、今日は日本語の「お土産」の語源についてだ^^;

その一説には、伊勢神宮のお参りが関係があるといいます。
なるほど!
日本人がお土産好きなのは、昔からお伊勢参りを連綿と続けてきた日本人の血がそうさせるのか。

お伊勢参りは江戸時代に本格的になりましたが、多くの、とくに当時の日本人の8~9割が農業をいとなむ庶民にとって伊勢はあこがれの地、そしてお伊勢参りは一生に一度の夢でした。

昭和の頃、地方に暮らす人たち…奥様方は東京・銀座でお買い物をしたい!若者らは原宿に繰り出したい!と思っていたのと同じような感覚でしょうか。

当時の人々は農閑期にお伊勢参りに行くのが常で、旅費を近所の人たちで組織する「伊勢講」から捻出しました。
お伊勢参りに行く人は近隣の人々から餞別をもらうとともに、伊勢神宮で祈願することも請け負いました。

そのように、お伊勢参りをした人は、餞別をもらった人に「宮笥(みやげ)」という、伊勢神宮でもらうお札を貼る板を渡したのです。

そう。
この「宮笥」こそ、お土産の語源なのですね。

お伊勢参りがいかに当時の日本人にとって大切であったか、そしてこの「宮笥」を受け取ることが庶民にとってどんなに大変な喜びであったかがわかります。

さて。上の写真は高知名物の「ミレービスケット」です。

最近までこのビスケットのことを知らなかったのですが、あるとき仕事の打ち合わせで高知出身のデザイナーの方が「ちょうど田舎に帰って来たから」と、くださったのがこちら。

高知の方たちは、小さな頃からこのミレーさんに親しみ、大好物なのだとか!?

「世界が認めた高知の逸品」なんて書いてある袋をあけて、一口。
サクサク、サクサクとした食感。手と口が止まらない^^;
ビスケットでこんなにハッピーになれるなんて!
さすが、ミレーさん。

土地にいきづくお菓子をいただくのって、嬉しいものですね。
やはり、お土産っていいものだ!

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