ダリの遺骨を掘り起こしてDNA鑑定。その結果は!?

ニュースと考察

スペインを棰代表する画家、サルバドール・ダリの娘だと主張する女性の申し立てを受け、ダリの遺骨を掘り起こしてDNA鑑定が行われました。

世界を震撼させたこのニュース。

以前書いた記事はこちら

その結果について、ガラ・サルバドール・ダリ財団は9月6日、ダリの娘ではなかったと発表しました。一件落着。

(前略)申し立てを行ったのは、カタルーニャ(Catalonia)自治州で霊媒師として生計を立ててきたピラル・アベル(Pilar Abel)さん(61)。裁判所はアベルさんが起こした父親認知訴訟で、鑑定のためダリの遺骨を掘り起こすよう命令。ダリとの親子関係が証明されれば、莫大な遺産の相続権を得るはずだった。

 遺骨の掘り起しは、ダリが生まれたスペイン北東部フィゲラス(Figueras)のダリ劇場美術館(Dali Theatre-Museum)で7月に行われ、墓を覆っていた1トン超の石板を取り外すなど、大掛かりな作業となった。ダリ財団の弁護士は、アベルさんの主張が誤りだった場合、彼女は多額の請求を受ける可能性があると警告していた。

     アベルさんは、自身の母親はカタルーニャ州の港町カダケス(Cadaques)で働いていた当時、長くこの町に住んでいたダリと関係を持ったと主張していた。

時事通信社【翻訳編集】 AFPBB News 9/7(木) 7:25配信より引用

大掛かりな作業でお墓の中からダリの遺骨を掘り起こして鑑定した結果、親子関係は認められなかったというわけですが、アベルさんにかかってくるのは鑑定するために生じた多額の請求というのがちょっと気の毒です。ある程度の確証があって裁判所に申し立て、鑑定に踏み切られたのだと思いますが…。

死者を対象にした大掛かりなDNA鑑定作業も、もっと簡単にできる時代になればよいですね。その頃、今回のダリの遺体が掘り起こされたことは歴史の1ページとなるのでしょう。

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