相手から「No」を引き出す禁断の心理テクニック
相手に「No」と言ってほしいときに限って、「Yes」といわれてしまう。
すると仕事が増えたり、やりたくないことを担当する羽目になったり。。。
なんか自分だけソンしてない!?
という経験はありませんか?
今日はそんな人のために相手から「No」を引き出す禁断の(!?)テクニックをご紹介します。
とはいえ、全方向OKというわけではなく、これはクローズドクエスチョンに限り、成功する可能性が高くなるということを念頭においておいてくださいw
まず最初にクローズドクエスチョンとはなんぞや?ですね。
クローズドクエスチョンとは、簡単にいえば、YesかNoで答えられるような質問の方法です。
「あなたがこのチケットを使うのですよね?」
「映画は好きですか?」
「チョコレートを食べますか?」
などです。
けれど、このクローズドクエスチョンは初対面の人と仲良くなるために、わりと有効。
そして質問する時はコツがあります。
相手が「Yes」と高確率で答えるだろうと思われる質問をあえてぶつけてみるのです。
ただし「あなたは女性ですか?」みたいに、すでにわかっているアホな質問はだめです。
相手は「はぁ?」となるだけですから。
で、適切な質問をこころがけると、どうでしょう。相手は「Yes」を言い続けますね。
すると、相手の脳はYesを認識し、あなたに「同意」と「共感」を覚えます。
さあ、「No」に誘導させるのはこのクローズドクエスチョンの後です。
■ただ、首を横にふるだけ
所属する課の上司は管理魔。
彼はエクセルを使って課内のスケジュールを管理していますが、誰か1人でも書き忘れていると、鬼の首をとったように騒ぐので「エクセル野郎」なーんて、こっそり呼ばれています。
課のみんなは「こんなことぐらいで…」と冷めて見ていますが、エクセル野郎にしてみると皆のスケジュールをカンペキに把握していないと気がすまないので、会議では決まってエクセルを書くようにしつこく発言します。
そんな彼にクローズドクエスチョンをいくつか投げかけた後、こう言ってみます。
「来週のスケジュールの予定を今、書いた方がよいですか?」
そして声をかけながら、ほとんど気づかれないように首を「ノー」と横にふってみるのです。
すると、エクセル野郎はかなりの確率で「あ、別にいいよ」なんて言います。
このテクニック、客室乗務員の方もお仕事に取り入れていらっしゃるとか。
「ほかに何か召し上がりませんか?」などとにこやかに聞く際には「NO」と静かに首をふるそう。
すると、「別にいいです」とか「もう結構です」と返答される確率が高いそう。
(今度、搭乗したら観察しよう!)
個人的にはクローズドクエスチョンもOKですが、相手を気持ちよく喋らせた後なんかもこのテクは有効ではないかと。
モノは試しでやってみてください(^o^)
参考図書
『90秒で好かれる技術』(ニコラス・ブースマン)Kindle版もあり