世田谷区成城で認知症ケアに役立つ福祉用具・システム機器の展示会を開催
認知症の増加が社会問題となっています。
2025年には、全国で認知症を患う人が700万人を超えるという推計値も発表されました。
つまりは65歳以上の高齢者のうち、5人に1人が認知症ケアが必要とされる時代に。
ご本人、そして介護をする人にとって、大きなサポートとなるのが福祉用具やシステム機器です。
しかし、利用するご本人や家族にとって「実際にどんな福祉用具があり、どんなものが自分に適しているのか試してみたい」という思いもあると思います。
今週2月12日(金)、世田谷区成城で『認知症ケアに役立つ福祉用具・システム機器大展示会』が開催されます。
●『認知症ケアに役立つ福祉用具・システム機器大展示会』(主催 せたがや福祉用具連絡会)
●2016年2月12日(金)14:30~20:00
●世田谷区砧総合支所1階 成城ホール(最寄り駅 小田急線「成城学園前」) 地図
●入場無料(お申し込みは不要、入退場自由)
●お問い合わせ 世田谷区福祉人材育成・研修センター 03-5429-3100
主な展示製品は
見守りセンサー、GPS付きシューズ、セラピー効果が期待されるロボット、遠隔操作付電動車椅子、自動ロック式歩行器、超低床電動ベッドなど。
たとえば、徘徊される認知症の方。
ご家族が気がつかないうちに外に出てしまい、探すのに大変な場合もあります。
そんな時に、外出しようとしていることを知らせてくれるセンサーや、外での居場所をおしえてくれるGPS機能を搭載した靴があると便利ですよね。
また、セラピー効果が期待できる動物型のロボットは頭をなでたり、話しかけると反応してくれる癒し系。
認知症の周辺症状をサポートする製品として注目されています。
不安感にさいなまれている認知症の方が使用することで、不安や緊張が緩和され、落ち着きを取りもどせるはず。
介護用品は「特別なもの」というイメージがあるかもしれませんが、使う人にとっては日常品です。
気に入ったものを使い続けたいという気持ちで日々の道具を探すように、実際に製品を試してみて、感性に合うものを選んでいただく機会になればと思います。
ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょう。
(情報提供:世田谷区 ケアマネージャー 奥村寿美枝さま)
展示会のレポートはこちら⇒認知症ケアに役立つ福祉用具とシステム機器の展示会へ行ってきました
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