レモングラスの香りは認知症にはたらきかける

旅行

先日旅した佐賀県武雄市はレモングラスが特産品の1つ。

2007年に武雄市の職員がタイへ派遣され、栽培技術や加工方法の研修を受け、武雄で栽培を開始したそうです。
かつて市役所には「レモングラス課」が設けられ、自治体あげての本気の取り組みをされていて、それは今も受け継がれているようです。

市役所に「レモングラス課」なんて素敵~。レモングラスでまちおこしをしているだけあり、武雄ではレモングラスを使ったお茶や飴のほか、ハミガキ粉、レモングラスの釉薬を使った器まで販売されているそうです。

さて、このレモングラスが認知症を改善させるというお話を。

認知症の脳は前頭葉の働きが低下しているので、柑橘系の匂いをかぐことは前頭葉に刺激を与えることになるそうです。

この柑橘系の香りが「レモングラス」。

レモングラスは正確にいえば、柑橘類ではなくイネ科の植物ですが、レモン特有の香りであるシトラールがふくまれています。柑橘系の香りは交感神経を刺激し、前頭葉の血流を増やす効果が。

ある実験を行ったところ、認知症患者にレモングラスの香りを1日2時間、1ヶ月ぐらいかいでもらったところ、物忘れや認知能力が改善したことが確認されたそうです。

では、認知症の予防や早期発見、発症を遅らせるための対策として、レモングラス畑で農作業をし、作業後はお茶や料理などにレモングラスを取り入れ、香りが充満するなかで過ごすというのはどーだろう?←個人的にやってみたかったりする(^o^)

ところで、市販されているレモングラスのアロマオイルは作っている会社によって、香りが異なります。

今まで、タイやアメリカの製品などを購入してみましたが、一番好きなレモングラスオイルの香りはタイ北部チェンマイにあるワロロット市場にあるインド人経営の「ボンベイ」のもの。
チープなプラスチックのボトルに入っているレモングラスオイルはたしか数年前で30~50バーツ(100円~160円)ぐらいだったはず。

タイではパッケージが超オシャレな「KARMAKAMET(カルマカメット」の製品なんかも人気ですが、ボンベイのレモングラスのは草っぽい匂いで、どこの製品のものより好き なんですよね~。ここのオイルをお土産で何人かにプレゼントしたところ、そのうちの1人ははここのオイルを大量にゲットしたいがゆえ、チェンマイを訪れたというから、よほど気に入ったのでしょうね。

あと、タイの首都バンコクのBTSプルンチット駅が最寄りであるJWマリオットホテルのお化粧室で炊かれているレモングラスの香りも濃すぎす薄すぎず上品で、ココロ癒されます。

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