冬、雪の日光聖地紀行4 世にも美しいJR日光駅舎
JR日光駅へ。
この駅舎は2代目で、1912(大正元)年に落成されました。
優雅な趣の2階建ての洋風木造建築は、外壁に柱が露出しているハーフティンバー様式で、設計を手掛けたのは鉄道院技手だった明石虎雄氏。
ピンクと白の色味で構成された美しい建造物が視界に飛びこんでくると、エモノを見つけたワシのように目標物をめがけ一気に・・・と歩のスピードが上がる。
まるでトレジャーハンティング!
日光駅2階の窓辺から漏れているシャンデリアの灯りも「何かありそー!」と好奇心をかきたてるのにもってこい。
駅舎に入り、右側には懐古趣味的な階段があります。
残念ながら、2階には上がれませんでしたが、現在は多目的ホールとして使われているそう。
が、その昔、旧国鉄時代には「ホワイトルーム」という一等旅客専用特別待合室でした。
明治中頃から昭和初期にかけて日光には、大正天皇の田母沢御用邸や各国の大使館の別荘などが建造されたこともあり、待合室がサロン的な役割を果たしていたのでしょう。また、大正天皇がお使いになっていた貴賓室もあります。(非公開)
さて、この駅舎でのお楽しみとは?
それはエントランスの天井に描かれた龍!
日光で龍といえば、東照宮境内にある本地堂天井の「鳴龍」があまりにも有名。
実はこの龍も「鳴龍」なのです。
この絵の下で手を叩くと、天井が共鳴して龍の鳴き声が。
ぜひ試してみてください。
こちらはJR日光駅か徒歩2分ぐらいの場所にある東武日光駅。
三角屋根が登山とか、山の入り口を思わせるデザイン。
国内外の観光客のごった煮のような待合室では、昔にくらべると駅弁やスイーツが充実していて、夕食に近づいている時間だったせいか、「売り切れ」の札も出ているところも。
先日紹介した揚げ湯葉まんじゅうのお店は東武日光駅の目と鼻の先。
ところで、日光の観光地区ではフリーのwifiがバッチリ使えました。
外国人ツーリストは重宝しますね。
あと、英語の看板が掲げたお店が昔に比べるとかなり増えていた。
インバウンドを肌身で感じた日光だったのでした。
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