明日は原爆忌。平和記念公園の動員学徒慰霊塔

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明日は広島の原爆忌。
1945年に原子爆弾が広島に投下され71年が経ちます。

今年5月にはオバマ米大統領が伊勢志摩サミット後に広島を初めて訪問したこともあり、ヒロシマは大きな節目を迎えます。

広島では十余万人、長崎では7万人を超す死者が出た原爆投下。
明日は広島で、9日は長崎で、原爆が亡くなられた人たちの慰霊と世界平和を祈る式典が開催されます。

さて、トリップアドバイザー「外国人に人気の観光スポット2016」で第2位にランクインされている「広島平和記念公園」には、慰霊のためのモニュメントが各所に見られます。

上の写真は動員学徒慰霊塔(1967年7月15日建立)
第二次世界大戦中、労働力不足を補うため、軍需工場などに勤労奉仕に動員された中学生以上の学徒、そして原爆の犠牲者を含めた約1万人の学徒の霊を慰めるために建てられました。

軍需工場で働く以外にも、空襲による延焼を防ぐ目的で、民家などの建物を取り壊して「防火地帯」をつくる建物疎開作業にも、多くの学徒が動員されたといいます。

71年前の8月6日は、広島市内で建物疎開作業を行った動員学徒約8,400人のうち、約6,300人が犠牲に。
多くの被災者のなかには、つぼみ世代ともいうべき、若い命もたくさん含まれていたことに胸が締め付けられます。。。

この塔が 建立されている場所は原爆ドームの脇。

明日はかつて広島に生きた若い命を偲ぶ日でもあります。

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