手を洗う行為は一番カンタンなお祓いで、開運にも

2015年10月8日ライフスタイル

今日は、手を洗って「セルフお祓い」をしましょうというお話。
もしかしたら、開運につながるかも?

なぜ、手を洗うことがお祓いになるのでしょう。

神社では手水舎がありますね。
あれって、神さまにお参りする前に、両手と口の中を水で清める行為。
このことを「手水を使う」というのですが、その目的は両手を清めて口をすすぐことで、心を洗い清めること、つまり穢れを祓うことにあります。

個人的な見解ですが、口を清めることはその人の心を表す「言葉」の出口だから?と思います。

神社にある手水舎は伊勢神宮の参拝をする前に、目の前の五十鈴川で手と口を清めたことに由来しているとか。
ただし、神社の近くには五十鈴川のような川がどこにでもあるわけではないので、心を清めるために境内に手水舎が作られたそうです。

先日、グリーンエクササイズを行った、明治神宮でも本殿前も手水舎を多くの人が利用していました。
その大半は外国人。
柄杓を使う日本人参拝客をもの珍しそうに観察していました。
彼らから見たら、この手水舎は水飲み場に見えるのでしょうね。

「人が水をくんでいる長細い棒に丸いカップがついているアレってNIPPON的。帰国したら日本茶飲みたいから買いたーい!」とか?
(それで、外国人の間で柄杓が大ヒットってことになったりして?(^o^) 外国人と一緒に神社へ緒に行き、しきたりをおしえる異文化体験トレーナーのような仕事って、インバウンドに力を入れている今、需要があるのでは?)

さて、神社でケガレを水で祓うことは、昔から日本人が行ってきたこと。
これを「普段の生活にも取れ入れるといいですよ」とおしえてくれたのは以前、紹介した未葉さん

普段の生活で「手洗い」がまっさきに浮かぶのはトイレ。トイレを使った後に手を洗うのは防菌などの衛生面のケアですが、これはご不浄祓いにもつながるそうです。

■お金にふれた後に手を洗う

お金は巡り巡ってやってくるもの。
何かを買ったら自分からお金が出て行くし、報酬やおつりというカタチでやって来るお金もある。

ある資産家の男性は、ナマのお金を触った後には、絶対に手を洗うとか。
これはお金にこめられている人の念を祓うのが目的だそうで、お札、コインどちらでも、受け取った後は手を洗うことを習慣にしているそうです。

気になる洗い方ですが、
とくに石けんを泡立てて洗うわけではなく、水道の蛇口をひねってフツーに洗うだけで充分だとか。

お金にこびりついていた人の念を祓わなかったら、そのお金を通して、その念をもらってしまうかも。いい念だったらいいけれど、そんなことはわからないから一応、手を洗って祓っておく。

のだそうです。

■帰宅すると速攻、手洗いうがい

多くの人で混雑する場所に出かけ、帰りは満員電車。。。そんな時な疲労困憊になっていることがあります。

出かける前はエネルギー満タンだったけれど、帰った時にはスルメのようにノビてしまう。もしかしたら、知らず知らずネガティブな影響(邪念)を受けているかも。

そんな時には帰宅すると厄を祓うという意味もこめて、手を洗いましょう。この水でイヤなもの、疲れのモトを洗い流しているというイメージを持ってみてください。

また、手洗いと同時にうがいも忘れずに。このうがいもフツーのお水で。イソジンなどうがい専用液を利用するのもアリ。

とくに疲労を感じているときにオススメしたいのは、お水に塩を入れてうがいすること
「回数は自分の気のすむまで。スッキリするまでやってください」(未葉さん)

子どもの頃、「外から帰ったら手を洗ってうがいをして」と言われていましたよね。こんなふうに日本の習慣は、自然と厄払いアクションをしているのかもしれません。

日本はアニミズムの信仰から、万物に霊魂や精霊が宿るという考え方を自然に取り入れてきました。水に対してもそうで、水神をお祀りする神社もあります。

また、古来から農耕を生活の糧にしている人にとって、水は収穫の神である田の神と結びつき、田んぼのそばや用水路付近に祀られてもいます。

水を使ったお祓いはカンタンな上、衛生面のケアにもなるので、ちょっとイヤな気配を感じたら、利用するのもよいかもです。