「私なんか症候群」セルフ・ハンディキャッピング

2017年5月13日ライフスタイル

昔からこの季節は「五月病」という症状があるほどに、精神的に落ち込む人が多いようです。

仕事や人間関係で「私なんか才能がないのにできるはずがない」「顔もスタイルもイマイチな私なんかが、あの人に好かれるはずがない」なんて考えてしまうことも。
こんなふうに最初からネガティヴな「言い訳」を考えることを心理学では「セルフ・ハンディキャッピング」といいます。

個人的に「私なんか症候群」と名付けております。

何か行動を起こす前から、失敗を想定してしまう。。。
自分でも言い訳がましいことがよくわかっているから自己嫌悪に陥るし、モチベーションも 上がらないし、まわりもテンションも下がってしまいますね。
「謙虚さ」の裏返しと思わなくもないですが、毎度のことだと自分も周囲もツラいかも。

という状況にいる方のために、このセルフ・ハンディキャッピングのメリットを知っておくといいかも、というお話です。

それは
何かを失敗した時のショック(ダメージ)が軽減される
成功した時には言い訳や思い込みを手放せる
です。

苦手だな〜と思うモノゴト、ヒトにたいする思いがセルフ・ハンディキャッピングのモト。こんな時はあえて「自分は◯◯だから」と理由づけを行うことで失敗した時のショックが軽減されること、一方、想定外の成功(高評価)を得られると思い込みを手放すチャンスとなります。

「自分なんか症候群」の人には、このメリットを丁寧に伝えてあげることもよろしいかと。

メンタルそのものを強化・克服する方法もありますが、セルフ・ハンディキャッピングメリットを知って伸ばすのもよい方法だと思われます。

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