お彼岸のおはぎと好相性のチコリコーヒー
秋分の日です。
お彼岸にいただく食べものといえば、おはぎ。
おはぎはお彼岸の中日、つまり今日(秋分の日)に食べます。この記事参照
お彼岸を迎えると、和菓子屋さんの軒先には、おはぎと書いた文字とおはぎが所狭しと
ズラリ。
おはぎもこしあん、粒あんといった両横綱から、きなこ、ゴマ、変わったところでは、ずんだなども。
ところで、皆さんは、おはぎを食す時にどんな飲み物をいただきます?
私はたいてい日本茶(玄米茶やほうじ茶など)ですが、今回はコーヒーを合わせてみました。
ただし、コーヒーといえども、豆のコーヒーではなく、植物の根っこ!
そう、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、チコリコーヒーです。
チコリコーヒーをご存じない方のために、説明すると。
チコリコーヒーはチコリという野菜(フランスではアンディーブという野菜として食べられています)の根っこを乾燥させ、オーブンで熱して乾燥、焙煎したものを煮出して飲みます。
■カフェインレスだし、カラダによいことありそうなチコリコーヒー
チコリの根っこ以外の部分は収穫すると、似たり焼いたりして食べます。
フランスに行くとアンディーブのグラタンなんかを出しているビストロもあるんですよ。
チコリの根っこを濃く出すと、風味がコーヒーに似ています。
なもんですから、健康を気にする人のためのコーヒー代用品として、とくにヨーロッパで愛飲されてきました。
コーヒーに似ている味わい。だけど、カフェインレス。
その点だけでなく、健康面で支持されているのが、水溶性食物繊維のイヌリンを豊富に含むこと。
このイヌリンは、血糖値を下げる作用や糖尿病の改善をサポートするもの。
イヌリンはニンニクやニラなど、多くの野菜やフルーツに含まれている成分ですが、チコリに含まれている量はそれ以上。
また、熱湯で煮出すことで、チコリオリゴ糖が生成され、腸内のバランスが整うことに一役買います。
上の写真は、ラム肉料理のレストランで食後にいただいたチコリコーヒー。
かぶりつくとジューシーなラムの肉汁が口いっぱいにあふれるラムチョップを食べた後に飲むのですが、羊の獰猛な生命をいただいた後の静謐というか、とにかくホッとするのです、チコリコーヒーって。ブラックで飲むのもよいですが、ミルクを入れると口あたりがやさしくて。
おはぎをいただく時も断然ミルク入りがオススメ。
アンコとミルク入りチコリコーヒーがお口のなかで溶け合うと、なんだかホワーンとして和むのです。
Amazonにはいろいろなチコリコーヒーがあるんですね。