マッサンのラッピング電車と竹原に思うこと
とくに「あまちゃん」以降、なにかと話題をよんでいるNHK朝のテレビ小説。 現在放送中の(NHKは「放送」で、民放は「放映」と使い分けている)「まれ」もたまに見ることがありますが(自宅にはテレビを置いていないので)、毎回見ていなくてもわりと話が通じるし、見ていて面白いですね。
さて、今年初頭、広島県竹原市を走る呉線を利用した時のこと。
ホームで待っていると、向こうから、やたら青々とした電車が!!!
近づくにつれ、これはあの朝ドラ「マッサン」のラッピングした電車だとわかり、ホームにいた人は心なしか浮足立っていたのはいうまでもありません\(^o^)/
外装だけじゃなく、車内にもマッサンの広告が独占。
しかも、竹原駅ではダイヤ調整のため、10分間も停車。
すると、車内からホームに流れ出てくる人が続出。
もちろん「撮り鉄」目当て。
この写真には映っていませんが、電車からホームに降りたにわか撮り鉄連合はデジカメで、マッサン電車をパチリパチリとやってました。
ええ、ワタクシもです。
このJR西日本の呉線は、マッサンの生まれ故郷である竹原に停車する唯一の路線。
マッサンこと竹鶴政孝さんのご実家である、竹鶴酒造もこの町にあります。
マッサン放送中は、竹鶴酒造のある町並み保存地区には観光客が目白押しだったとか。
竹原には竹鶴酒造はじめ、数軒の造り酒屋さんがあり、県内でも評判がよろしくて。
(私のおすすめは藤井酒造の宝寿と龍勢、中尾醸造の幻(赤)。
街並み保存地区にある道の駅には、マッサンの名前入りのお菓子数種が置いてあり(広島空港や竹原駅でもこのお菓子は見なかったから、おそらくこの道の駅だけ?)朝ドラ効果を実感しました。
また、道の駅にあるレストランはランチで利用しましたが、出されたフレンチはなかなかのもの。
これはリピート。
朝ドラはじめ、テレビのもたらす地域活性効果ってすごい。
マッサン(そして少し前には「たまゆら」というアニメ)が放送されたことで、竹原の知名度は一気に上がり、観光客も増大しました。
そして、真価は問われるのはこれから。
もう一度、ここに帰ってくるぞ、と思わせるためにはどうしたらよいのか。
私なら「食」「魚」で盛り上げたいかも。
備忘録として、アイデアを書き留めておきましょう。
瀬戸内海に面している土地柄から魚はそれなりに釣れる。
地元の人(地元の人じゃなくても)が釣った魚を売り買いできないかな、と。
そういうことが町中で出来るスペースがあれば、広島市内や福山市内からでも魚を買いたい人は集まるように思う。
その魚は持って帰ってもいいし、近くで好みに調理できるシステムもあればよい。
それは飲食店でも、広場でも、冒険的だけど、名乗りをあげたら民家でも。 という感じかな。
その土地の利や財をいかしてほしいものです。
普段、その土地に暮らしていない人の方がものごとを新鮮かつ冷静に見ることができるような気がするし、地元の人では意外と気づかなかいアイデアもあると思うんですよね。
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