日本は高齢者が住みやすい国8位。アジアの次点は?

2015年10月5日ニュースと考察

高齢者が住みやすい国の発表があり、日本は8位にランキングされました。

これは世界の生活環境を調査している国際団体「ヘルプエイジ・インターナショナル」(本部ロンドン)の調査によるもの。 引用します

 同団体は96カ国・地域のの収入や医療などに関するデータを分析。日本は医療に関する項目でトップとなったほか、社会保障や年金、累進課税などの制度が評価された。同団体は「日本は世界の中で最も健康的な国の一つだ」と指摘した。

 1位はスイスで、ノルウェー、スウェーデンが続いた。上位には欧米諸国が並び、米国は9位。アジアではタイが34位、中国が52位、韓国が60位。

 東アジアの調査を担当したエドゥアルド・クライン氏は「日本は予防医療や健康的な食事など、自分の健康は自分で管理するという仕組みが根付いており、他の国・地域にとって有益なモデルになる」と話した。

(共同)

さて、アジアで日本がトップという結果となりました。

アジアで日本に続くのは34位のタイ。
先日はバンコクで爆弾テロが起こり、ここ数年は政情不安が幾度となく報道されていますが、実際この国を訪れると、タイの人々の笑顔に癒されたという声をよく聞きます。

JCI(国際的医療評価機関の1つ)認証の、メディカルツーリズムに対応している病院が東南アジアで一番多いのがタイ。
日本語はじめ、さまざまな言語にも対応、入院する際にはホテルのような室内が用意され、病院内には雰囲気のよいカフェも充実している高級感あふれる病院で健康チェックを受けることができるので、観光もかねたメディカルツーリズムで訪れる外国人も多い。
また、タイを旅する楽しみとしてタイ料理を挙げる人が多いのも特徴。←私もそのひとり。

写真はバンコクのランスワン通りにあるオーガニックグッズを販売するショップを併設しているカフェ。
最近、この手のお店があちこちに出来ているように思います。

タイの食について最近感じるのは、ここ3~4年ぐらいの間に、オーガニックの野菜やフルーツなどが高級スーパーに出回るようになったこと。 ただし、私の舌に限っていえば、オーガニックのものがすべて味がよいというわけではないですけどね。

オーガニックの野菜やフルーツを使ったレストランやカフェも行くたびに増えているようです。
日本にくらべて物価の安い国とはいえ、オーガニックのカフェなんかで食事をすると日本と値段があまり変わらないか、若干お安いかな、という感じ。
大都会バンコクでは大卒の新入社員のお給料が5万円弱と聞いたことがありますが、そんな事情とは無縁とばかりに、オーガニックのお店が若者たちで賑わっている光景は珍しくありません。

数年前、タイに出回っている野菜に農薬が大量に使われていることが報道され、タイの人々の間で安心できるものを食べたいという欲求が生まれたことも、オーガニックのお店が生まれるきっかけになったのかも。

食料自給率が約160%で、食べものには困らない国(屋台で売っているヤキトリはノラ犬のエサのためでもある)なので、この先、オーガニックや自然栽培の分野に力を入れることに方向転換し、その収穫量を増やしていくとアジアのオーガニック立国となるような予感も。あくまで私の妄想ですが。

その頃、タイには今より外国からの高齢者ロングステイヤーの姿が目立っているかもしれません。