移動型「行政サービス」。お買い物や救護も。奈良県葛城市

ニュースと考察

高齢者の「足」を確保するため、那須塩原市のようにタクシー券を給付する自治体もあります。

奈良県葛城市では今月から「行政サービス」カーの運行を始めました。

これは、市内中心部から遠く離れた地域に暮らす人たちのところに出向いて、住民票の写しや印鑑登録証明書の発行などの行政サービスを行うもの。

なお、毎週金曜日には「市民生協ならコープ」の移動販売車(ならコープあったか便)も行政サービスカーに同行するので、生鮮食品やお菓子などのお買い物も可能。災害が起こった時には被災者の搬送や救援物資の運搬なども担う救護所としての活用も考えているそうです。

(前略)サービスカーは国の地方創生交付金を使い、ワゴン車を改造して約750万円で整備。インターネットの接続端末や大画面タッチディスプレー、ポータブル発電機などを搭載。公民館駐車場などで停車し、市職員が文書発行などをするほか、健康相談にも応じる。

 10月末まで市内7地区で試験運行し、ニーズなどを調べて11月から本格運行する予定。観光PRへの利用、災害時の移動救護所としても活用を見込む。(後略)

【藤原弘】

毎日新聞2016年9月6日 地方版より引用

高齢者の「足」の確保も大切ですが、地域を訪れるサービスも喜ばれますね。こういったサービスが、住みやすさにつながるのだと思います。

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