高齢者にクッションの無料貸し出し。浦和レッズの取り組み

ニュースと考察

Jリーグの浦和レッドダイヤモンズ(さいたま市)は地元埼玉の介護事業者メディカル・ケア・サービス(MCS)とオフィシャルパートナー契約を結び、高齢者や障害者を支援しています。

さて、浦和レッズのホーム「埼玉スタジアム2002」では、今年6月からMSCによる「みるサポプロジェクト」をスタート。
これは観戦に訪れた65歳以上の高齢者や障害者、妊娠中の方に、無料でクッションを貸し出すというものです。

証明書を提示すれば、ホームでの試合開始3時間前からキックオフまで、クッションを借りられるそう。

また、スタジアムには75席のバリアフリースペースも設けられ、そこにも介護スタッフが常駐し、席への誘導、トイレの介助、緊急事態に備えた対応ができるよう、配慮されているそうです。

なんと、心にグッとくる取り組みなのでしょう。
試合を観戦したくても「誰かに迷惑をかけるかもしれない」と気にして、足が遠のいてしまいがちな人でも、こういったケアが用意されているなら、ちょっと行ってみようかな、という気になるはずです・

浦和レッズといえば「日本一アツい」といわれるサポーターで有名。
彼らの心意気同様、スタジアムのお客様への配慮もアツいのかも(^o^)

余談ですが、昔、浦和レッズの監督を務めていらしたフォルカー・フィンケさんは、ドイツのフライブルクFCの監督をなさっていた時、ホームスタジアムの屋根に ソーラーパネルを取り付けたことで知られる方。

このフライブルクのエコなスタジアムは、ドイツのサッカースタジアム初の太陽光発電スタジアム(年間発電量 25万kWh)として注目を集めています。

「人や自然に配慮する」という言葉だけでなく、行動がともなっていることって素敵ですよね。

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