犬のストレスが手軽にわかるセンサーを開発

ニュースと考察

みなさんの中には犬を飼ってらっしゃる方もいらっしゃるでしょう。

犬も人間と同じようにストレスを感じるいきもの。
そのストレスを測る方法は血液検査が主流ですが、新しく開発された心拍の間隔を計測できるセンサーで、リアルタイムにストレスの状態がわかることになりそうです。

(前略)犬のストレス状態を調べるセンサーを研究・開発したのは、大阪府立大の島村俊介准教授(獣医学)らの研究グループ。
島村准教授は「表に出にくいペットの病気やけがを家庭で手軽に察知できるようになる」と話しているそうです。

 動物にはストレス時に活発になる交感神経と、リラックス時に働く副交感神経があり、どちらが強く働くかによって心拍のテンポなどに変化が生じる。

 犬の心拍は、ストレスが高まると間隔が一定になる特徴がある。グループは、犬の心拍の間隔を計測できるリュック型のセンサーを開発。犬に装着して心拍の変化を観察し、緊張が高まったときに心拍の間隔が一定になっていく様子を把握することに成功した。

 これまで犬のストレス状態を知るには、専門病院で血液や唾液などの検査を受ける必要があり、結果が出るまでに数日かかった。島村准教授は「センサーを商品化し、家庭でリアルタイムに犬の状態を調べられるようにしたい」と述べた。
【畠山哲郎】

毎日新聞 2/18(土) 14:02配信より引用

過保護すぎる!という声もありそうですが、愛犬がストレスをかかえていないか、家庭で手軽に調べられるようになると、大変便利。
需要はみこめると思います。

センサーがストレスに反応すると、モノのインターネット(Internet of Things : IoT)も連動し、その犬がとると良いサプリを配合したペットフードが自動的に送られてくる…。そんな時代を迎えるのはそう遠くないのかも。

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