実は天国からの使者だった、アノ虫!
みなさんは天国から使わされた虫がいるって知ってましたか?
まさか、虫が天国からの使者だなんて・・・
と思うでしょう。
「虫の知らせ」という言葉がありますよね。
これは、虫には目に見えない不思議な力が宿り、天からの「お知らせ」係ってことです。
芥川龍之介の小説『蜘蛛の糸』で仏様が地獄にいる男、カンダタたちに垂らしたのはクモの糸でした。
この時期に家の中で見かける虫といえば、あの黒光りした胴体の、逃げ足のはやいゴ◯◯◯。(;_;)
ではありませんよ!
ご安心ください。
実は天国からの使わされたという「いわれ」のある虫がいるのです。
それはクモです。
というわけで、天国の使者クモについて紹介しましょう。
クモ自体、この世とあの世をつなぐ生き物といわれています。
「天国からの」というたいそうな形容詞を許されるのは「朝に見るクモ」。
いわゆる朝蜘蛛ですね。
朝蜘蛛は福蜘蛛ともいわれる吉兆のおしるし。
◯来客がある
◯お金が手に入る
◯天気が良くなる
といわれます。
上の写真は森のなかでせっせと巣をはっていたクモ。
書いていて思い出したのですが、そーいえば撮影したのは早朝でした。ラッキーを呼び込んだ!?
■忌み嫌われる夜のクモ
いろいろ調べていると、朝に見るクモは幸運のおしるしという話がたくさんなのですが、夜のクモはその反対。
夜グモは「盗人の先走り」といわれ、泥棒がやってくるという迷信のほか、「悪魔の使い」とも。
朝のクモは殺してはいけないけど、夜のクモは殺してもいいといわれます。
クモって、お出ます時間帯によって、こうも評価が真反対になる生き物なんですね^^;
けれど、クモは家の中にいる、小バエ、蚊、ダニ、小さなゴキブリなどを退治してくれるといわれるクモ。
小さなクモは自分の胴体に応じた害虫を、とくに全長約10cmぐらいのアシダカグモ(脚高蜘蛛)はその能力が高いようです。
小さなクモであれば、見逃すことはできるけれど、大きなものだとその見た目から心理的に不快感を感じてしまうクモですが、家の中で働いてくれてるようです。
大きなクモを見るとギョッとしてしまいますが、慣れてくれば、クモフレンドリーになれるかもしれないと思うこの頃。