『コロボックル物語』シリーズの佐藤さとるさん、ご逝去
「小人」という存在を初めて知ったのは、この方の『だれも知らない小さな国』だったかもしれない。
佐藤さとるさん。
数々のファンタジー作品を届けてくださった、作家の佐藤さとるさんが2月9日に他界されました。88歳でした。
佐藤さとるさんについては
神奈川県横須賀市出身。横浜市職員、中学教員などを経て、1950年に故いぬいとみこ氏らと同人誌「豆の木」を創刊。54年には実業之日本社に入社し、編集者として働いた。59年にコロボックル物語の最初となる「だれも知らない小さな国」を自費出版し、後に毎日出版文化賞を受賞。67年「おばあさんのひこうき」で野間児童文芸賞、2007年「本朝奇談(にほんふしぎばなし) 天狗童子」で赤い鳥文学賞。「佐藤さとるファンタジー全集」(全16巻)がある。
毎日新聞 2/17(金) 11:43配信より引用
子どもの頃、コロボックルシリーズを読んで、小人が隠れているのではないか?と思い、学習机の引き出しをそっと開けてみたことなど思い出します。
そーいえば、北海道の阿寒湖付近を旅し、アイヌの文化にふれた時、コロボックルの物語を思い出したこともあります。
この大自然のかたすみで小人がどこかに暮らしているのではないかしら?というファンタジーにひたったことも。
おとなになっても読み返してみたくなるファンタジー作品を世に送り出し、たくさんの人々のこころをあたためてこられた佐藤さとるさん。
ご冥福をお祈りします。
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