5月16日は松尾芭蕉『奥の細道』ゆかりの「旅の日」
5月16日は「旅の日」に制定されています。
1689(元禄2)年の3月27日(新暦では5月16日)、松尾芭蕉が「奥の細道」へ向かった日。
よって、「旅の心」を大切にし、旅のあり方を考え直そうと、日本旅のペンクラブ(旅ペン)が1988(昭和63)年に、旅の日を制定したのです。
さて、旅に出ることは脳の健康(認知機能)にも役立っていることがわかっています。
アメリカのある調査によると、男性の場合、毎年旅行に行っていないと死亡のリスクが20%増し、心臓病による死亡率は30%アップすることがわかっています。
そして、旅行をする人約9割が1、2日の旅でも「ストレスが減る」とこたえているそう。
旅をすることは現地での体験だけではありません。
旅先を決めること、旅の準備などから、すでに「旅」は始まっています。
ツアー参加でも個人旅行でも、旅で出会った人たちとコミュニケーションをすること、現地でしか味わえない食事を楽しむこと、歩いて様々なものを見聞きすることなども脳を活性化するお手伝いをしてくれると思います。
上の写真はスペイン・バルセロナにて。
朝食はクロワッサンとカフェ・コン・レチェ(カフェオレ)を出すカフェに立ち寄ることが多かったのですが、行くと毎日、ご年配の常連さんたちでいっぱい。皆さん、新聞を読んだり、同じ常連仲間とお喋りしたり。
名古屋や岐阜にある「モーニング」という文化も似たような感じかな?
「百聞は一見にしかず」とはよく言ったもので、やはり現地でしかわからないこと、感じられることって、沢山あるし、それらを実際体験することで、心が膨らんでいくと思います。
きっと、奥の細道への一歩一歩を踏みしめた松尾芭蕉も、百聞は一見にしかずを幾度となく体験したことでしょう。
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