79歳の男性が開発した健康アプリを実証実験中

ニュースと考察

歩数計と連動して安否確認ができるスマホアプリ。
開発を手がけたのは京都府城陽市の登尾猪三郎さんという79歳の男性。
無料で提供されているこのアプリを用い、ユーザーの心拍数や歩数などに異常がみられると、知人や家族に連絡される仕組みで、京都府城陽市や精華町で実証実験を行っています。

(前略)
■緊急時、位置情報付きのメッセージ
 城陽市寺田の登尾猪三郎さん(79)。40代でシステム開発などを手掛けるベンチャー企業を立ち上げた。一線を退いた後は頻繁にフルマラソンを完走するなど運動や健康に関心を深めている。精華町の健康づくり事業などに、パソコンを使った歩数測定で協力してきた。

 アプリの発想は二十数年前。高齢化で見守りをする人が少なくなる将来、パソコンで役に立ちたいと思いついた。実際に開発を始めたのは約5年前で、かつての同僚がボランティアでプログラムを組んだ。
 腕時計型のデジタル歩数計が計測する心拍数や歩数を、複数のスマホで同時に閲覧できる。心拍数が平均値から大きく外れたり、歩数計が一定の時間、動かなかったりする場合、事前に登録している家族らのスマホに、位置情報とともに緊急メッセージが届く。(中略)

 登尾さんは「緊急時にこれ以上、早く知らせる方法はないのでは。高齢者自身がスマホを操作する必要もない。利用者の意見を聞いてよりよいものにし、広めていきたい」と意気込んでいる。

5/14(日) 15:30配信 京都新聞より引用

今年、リリースされたひな祭りをテーマにしたゲームアプリ「hinadan(ひな壇)」の開発を手がけたのも、81歳の若宮正子さん(神奈川県藤沢市)。

デジタル機器を使いこなすのは若者。。。という思い込みが崩れ去ってしまうバイタリティーです。

触ってもいないうちから「スマホやタブレットは苦手〜」と仰る方。
私の周囲では少なくありませんが、きっと面白がって行うきっかけが生まれるとアプリ開発やLINEスタンプ制作なども、趣味になってしまう方も多いような気がします。

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