2016年申年。 くくり猿にあやかりハッピーにいきましょう!

2016年3月16日ライフスタイル

新年を迎えました。
今年も本サイトをどうぞよろしくお願いします。

(*´∀`)φ…..A HAPPY NEW YEAR  2016!

今年の干支はサルですね。
申年は赤い下着を身につけるとよいといわれ、赤の下着の売り上げが昨年末から伸びているのだとか!

クリスマスの頃、あるインナーブランドのバーゲンに行ってきましたが、女子は赤の下着を見つけるや、街中でキスマイの玉村裕太を目撃したかのようにササッと近づいては秒速で「王手!」といわんばかりにゲットされていました。
おかげでどのアイテムも赤色だけ品薄。。。

さて、サルといえば上の写真。ぶらさがっているものはサルのモチーフなのです。
「くくり猿」といいます。

くくり猿が見られるのは京都の八坂庚申堂(正式には金剛寺庚申堂)。
境内の「なで仏」が祀られているお堂には、くくり猿が連なっていて、その華やかさに人々の足が止まります。

この八坂庚申堂は東京・浅草寺、大阪・四天王寺に並ぶ日本三庚申の1つで、日本最古の庚申堂。
おサルさんたちは、ドロップの缶から飴玉がこぼれ落ちたかのようなカラフルな布地で縫われています。

サルのお話の前に、ちょっと庚申信仰についてふれておきましょう。

庚申信仰は暦の「庚申」の日の前夜に人間の体内にいる三尸(さんし)の虫が、眠っている間に体内から抜け出し、その人の悪い行いを帝釈天に告げ口し、寿命を短くするので、夜を徹して行う「庚申待ち」ゆかりの場。

くくり猿については八坂庚申堂のサイトより引用。

くくり猿はまさに、お猿さんが手足をくくられて動けない姿をあらわしています。 お猿さんは人間に近い動物といわれていますが、所詮は動物、欲のままに行動します。

というわけで、

欲望に忠実な猿を動けないようにくくりつけることで「欲に走らないように」人間を戒めるのが、このくくり猿。
一体一体に欲を我慢することを誓い、本尊の青面金剛に奉納すれば願いが叶うといわれています。

くくり猿は京都だけでなく、広島県竹原市忠海町に古くから伝わる祇園祭りにも登場します。
その年、二十歳を迎える男子(輿守<こす>と呼ぶ)だけが着られる白い法被にサルを沢山ぶら下げ(と簡単に書きましたが、町の人たちが手分けしてサルを作り、半被を覆うように縫い付けるのです。これは大仕事!)そのサルを取った人は無病息災になるといわれています。

今年は申年ということもあり、このお祭りもひときわ盛り上がるでしょうか。

2016年も本サイトをどうぞよろしくお願いします。
干支にあやかり、おサルさんが木に登る時と同様、何事もモノゴトがスルスル~ッとすすむことを願っています。

そして、皆さんの笑顔がはみ出んばかりの1年にいたしましょう。

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