パソコンのブルーライトを軽減!フリーソフトf.lux
「ブルーライト」という言葉を知ったのはJINのPCメガネが登場した頃。
普段からパソコンを長時間使う私は、眼精疲労を軽減させたく、すぐにこの眼鏡をGET。
某印刷会社に勤める友人も会社から支給されたり、Macを使って仕事するイラストレーターの友人も私が買ったと知るとすぐに購入。
というわけで、私の周囲は砂糖に群がるアリのごとくブルーライトカット眼鏡をゲット。
SUICAと同じくらい手放せないと、ずっとPC眼鏡愛好者でした私ですが、最近、パソコンの画面からブルーライトを軽減するソフトを導入しました。
これ、すごくいいです。
フリー(無料)でよいの?
と申し訳なく思うほどに。
そのソフトとはf.lux。
ダウンロードはこちら。
ナビゲートは英語ですが、ダウンロードすればなんとかなります。
f.luxと検索すると、設定などを紹介するサイトがいくつか見つかるはずです。
■ブルーライトを浴びる現代生活
ブルーライトとは、波長が380~500nmの領域にある青色の可視光線のこと。
太陽光や蛍光灯、白熱灯にも含まれているブルーライトですが、要注意なのはパソコン、スマホ、液晶テレビ、照明器具に含まれる白色LED。
白色LEDの白い光は青色の光源と黄色の蛍光体を組み合わせているので、ブルーライトが含まれる量が多いのです。
ブルーライトは紫外線の次にエネルギーが強い光線。
眼球に直接的なダメージも与えることも。
対策としては
○夜眠る前の2~3時間は、パソコンやスマホ、テレビなどの画面を見ない
○深夜の照明は白熱灯や蛍光灯に。ブルーライトを抑えるLED照明もOK
など。
■どーしてブルーライトはコワいの?
なんだかスーパーのレジ袋なみに「悪者」扱いされている、このブルーライト。
人体にどんな影響をもたらすのでしょう?
ブルーライトを長時間の浴びると、メラトニンの生成が抑制されるそうです。
メラトニンとは脳内で分泌されるホルモンの一種で、人間の眠気を誘う物質です。
メラトニンの生成が抑制されると、体内時計(サーカディアンリズム)が狂ってしまうことに。
夜中に眼が覚めてしまい、スマホをいじっていたら、目がさえて眠れなくなってしまったという経験はありませんか。これが、メラトニンの分泌が抑制されたことによる症状なのです。
サーカディアンリズムが狂うと、睡眠障害、鬱病、肥満、ガン(男性は前立腺ガン、女性は乳ガン)になりやすいことがわかっています。
サーカディアンリズムが乱れるということは、脳が就寝時間を認識できなるってことです。睡眠の質が低下すると、うつ病、肥満、ガンになりやすいことがわかっています。
肥満についてはこんな実験結果があります。
オハイオ州立大学の研究チームが2種のマウスを使った実験をしました。
人間の生活リズムに合わせた(昼明るく夜暗い環境で飼う)マウスと、夜も光を浴びたマウスの体重増加を8週間にわたって調査しました。
夜も光を浴びたマウスはそうでないマウスより、なんと50%も高く体重は増加。
体内時計が狂ったため、日中の食事量が55%も増えていたからです。
夜も光を浴びる生活をしていると、体内時計が狂い、肥満に\(◎o◎)/!
※ただし現状はブルーライトの浴びすぎについて、エビデンスが十分に蓄積されているわけではありません。
なお、ブルーライトは朝、起きて浴びると覚醒効果が高いといわれています。
さて、f.luxをダウンロードして、設定すると、画面が暖色系になります。
最初は画面の色の違いに戸惑いますが、使い続けると「目にやさしいかも?」と思うはず。
そして、この色に慣れた頃、あえてスイッチを切って、パソコンを通常の画面に戻すと。
なんと目がビシビシしてしまう。。。(@_@;)うう、眩しい!
f.lux導入ビフォー・アフターでこんなに違うなんて。
通常の画面がいかに強力な光線を発しているのかがわかるはずです。
というわけで、f.lux。おすすめです。