腹を割って話しましょう! 和スイーツ「切腹最中」
新橋へ行くと、たまに立ち寄るのが老舗の和菓子屋「新生堂」さん。
こちらのお店は大正元年(1912年)の創業。
看板商品は『忠臣蔵』にゆかりのある「切腹最中」です。(上の写真)
なぜに「切腹」最中なのか?
時をさかのぼること元禄14年3月14日。
江戸城松の廊下で起こった浅野内匠頭が吉良上野介を斬りつけた「元禄赤穂事件(げんろくあこうじけん)」が起こりました。
これが歌舞伎の演目にもなっている『忠臣蔵』へと発展します。
新正堂さんは現在、環状2号線( 別名マッカーサー道路)にありますが、もともと赤穂藩主の浅野内匠頭が切腹した田村右京太夫の屋敷跡にあったそう。それゆえ、田村邸にちなんで「切腹最中」が作られました。
「切腹」というネーミング、そして新橋という立地から、仕事のお詫びに用いるビジネスマンも多いようです。
しかし、このアンコがはみ出したビジュアルを見てください。
「腹を割って話そう」って時にも使えると思いませんか?
実際、ある会社に勤める男性は部下1人1 人に、この最中を「同じ職場なのだから、こんなふうに腹を割っていろいろ話そうじゃないか」と手渡したことがあるそうです。
んー。なんか、よいお話ですね。
もし、コミュニケーションを深めたい相手がいるなら、このアイデア使えますわ(^o^)
腹切れの最中の中身はコクのあるアンコとモッチモチの求肥。
最中の皮もサクサク。
人目をはばからず、一気にかぶりついて味わうことをおすすめします。
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