アスタキサンチン。カニに含まれる成分が認知症を予防!?

2016年6月22日食べもの

アスタキサンチンの名前を聞いたことのある方もいらっしゃるでしょう。
最近は化粧品に使われている成分として知られてきましたね(^o^)

アスタキサンチンは抗酸化成分で、最も多くふくまれるのはサクラエビ(食品100g中の含有量7.0mg)で、他には オキアミ、ベニ鮭、イクラ、金目鯛などに。

サクラエビや金目鯛って、加熱すると真っ赤になりますよね。
それはタンパク質と結合し、含まれている色素成分が、タンパク質の熱変性によって赤色に変化するから。

そう、アスタキサンチンが含まれているフジフィルムさんの「アスタリフト」シリーズのボトルも真っ赤でしたね。まさに、このアスタキチンサン色です。

このアスタキチンサンはカニにも含まれています。

上の写真は韓国・ソウルにある「アヒョンドン カンジャンケジャン」というお店でいただいた、カンジャンケジャン定食。
(地下鉄5号線「エオゲ(Aeogae)」駅下車、徒歩で約5分のところにあるお店でした)

カンジャンケジャンは新鮮な生のワタリガニを醤油ベースのタレに漬け込んで熟成させた韓国料理。
食べるとごはんが進むので「ごはん泥棒」なーんて、呼ばれているそうてすよ。

実はそれまでカンジャンケジャンには興味がなかったのです(カニをちゅーちゅー、あるいはしゃぶりつく、というのが苦手で・・・)が、せっかくソウルに来たのだからといただくことに。

すると、一食は百聞にならず。

ここで食したのは川ガニを用いたカンジャンケジャンでしたが、お皿からはみ出すほどに盛られたブツ切りの熟成カニの身を一口吸うや、お腹のなかで打ち上げ花火が上がった!?と思うほど、その美味しさに開眼し、食べ進むたびにシアワセを感じました。
(で、「すまん、カンジャンケジャン!」とそれまでの非食を詫びた次第)

こちら、お店の人が大変親切で、キムチや卵焼きといった副菜がなくなると気を利かしておかわりを持ってきてくださるし、大変リーズナブルでした。

話を戻します。カニに含まれるアスタキサンチンの抗酸化力はビタミンEの1000倍といわれ、これはβ-カロチンの約40倍もの抗酸化作用なのだそう。
シワやシミなどの老化現象にまつわる「活性酸素」を除去するはたらきがあり、若返り効果が。

また、肌だけではなく脳の老化を防ぎ、認知症を予防する効果も期待できるとか\(^o^)/

定期的にアスタキサンチンを摂取していくことで脳の老化を遅くすることができます。
アスタキサンチンの保持力は72時間だそうなので、ということは3日に1回はエビやカニを摂取するとよいのでしょうかね。

そして食べる時はカニミソもお忘れなく。

カニミソって「蟹の脳みそ」のだとばかり思っていましたが、実は内蔵のことなんですよね^^;
詳しくいえば「中腸腺」といわれる臓器です。
カニミソにはグリコーゲンが豊富に含まれているので、疲労回復効果も乞うご期待。

カンジャンケジャンでも、カニミソのつまった甲羅もお皿に盛られて出てくるのですが、その甲羅にごはんをのせ、カニミソとともにかきこむ・・・。それはそれは昇天しそうな美味しさです。

韓国はタンパク質が豊富に含まれているお肉もよく食べられるし、このアスタキサンチンを含むカンジャンケジャンのカニ料理もあるし。
高齢者が摂取するとよいといわれる食事が充実していますね。

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