進むべき道を祈願するなら源義経ゆかりの首途八幡宮へ
今日は京都の源義経に縁ある「首途八幡宮(かどではちまんぐう)」のお話を。
この時期、京都に関する広告がひんぱんに目にふれるせいでしょうか、「そうだ、京都へ行こう!」という気持ちになるのは。
紅葉、神社仏閣、美しい工芸品、おいしい食べものなど「秋の京都」の求心力は一向におとろえません。それを証明するかのように、この時期の京都市街地のホテルの予約はなかなか大変(;_;)
さて、時として人は進むべき道に迷うことがあります。
そんな時どうします?
霊験あらたかな神社仏閣にお参りして思し召しをいただきたい。
何かしらのゲンをかつぎたい。
と思う人もいらっしゃるのでは?
もしそう思っていらっしゃる方が、秋の京都を旅されるなら、おすすめしたいのが首途八幡宮。
首途は「かどで」と読み、出発という意味です。新たなことを始めるタイミングや進路を考えている時など、「かどで」に関することへの験を感じるのが、この神社。
晴明神社にもわりあい近い(といっても、初めて訪れるなら、徒歩15~20分ぐらいはかかるかも)場所にある首途八幡宮は元々「内野八幡宮」と呼ばれていましたが、源義経が奥州平泉へ旅立つ際に道中の安全を祈願したことから、「首途八幡宮」と呼ばれるようになったそう。
そのような由来から、旅立ちや旅行安全を祈願する人もいます。
私はたまたま晴明神社から北方面に歩いていたところ、「首途八幡宮」の名前を目にしたのがきっかけで、好奇心から訪れてみました。「かどで」という名前に何か思うことがありまして。
実はその時、仕事に関する悩み(続けるか、続けないか)を抱えていたのです。
そこで、こちらを訪れた際、「自分にとってよろしい道を示してください」とお願いしてみました。
その2ヶ月後、私はすっきりと新しい環境に身をおくことになりました。
さらに、以前からやりたいと思っていた仕事のチャンスにも恵まれて!
そのご縁は、もしかしたらいろいろな要因が重なりあわせたものかもしれません。
しかし、こちらの八幡宮は前述したように「首途」という字面を見た時からピンとくるものがあり、進むべき道を祈願したところ望む方向に進めたので、なんとなく霊験を感じているわけです。
こじんまりした境内は奥に細長く、一本道の参道を進むと段々になっており、そこをのぼると本殿があります。
私が訪れた時は人の気配はほとんどなく、境内はわりあい静かでした。が、神社の脇に公園があり、遊具で遊ぶ子どもたちの声でいっぱい!
なんとなく癒されます。
人気の高い若武者ヒーロー、源義経にご縁のある神社なのに、あまり知られていないような。
京都ではずせない観光スポットの王道をいく神社ではありませんが、晴明神社にお参りした機会に寄ってみるのもいいかも。
そして何か進路について考えている方は、進むべき道について願ってはいかがでしょう。
首途八幡宮
京都府京都市上京区智恵光院通今出川上る桜井町102−1