大寒にピリッとタイ北部名物「カオソーイ」で体をあたためる

食べもの

2017年の大寒は1月20日。

今年のお正月はわりあい例年よりあたたかい地域が多かったものの、三が日を過ぎたら急に寒さが厳しくなったところも多かったようです。
さて、お正月ムードもおちつき、食べるものも普段モードになってきたこの頃(数の子はまだあるがw)、タイの北部のラーメン「カオ・ソーイ」などが恋しくなってきました。

最近ではタイ料理のお店でぽつぽつと食べられるようになってきたこのカオ・ソーイ。
はやい話がカレーラーメンです。
※「カオ」はタイ語で米、「ソーイ」とは「細く伸ばす」という意味。

発祥地はタイではなく、中国・雲南省だとか!?
中国からタイ北部ほ移り住んできたイスラム教徒により伝わったといわれています。

スープはココナッツミルクやレモングラスなどのハーブの風味が濃厚なコクがカレー味(タイのカレーといえば、グリーンカレーやレッド、イエロー、マッサマンなどがありますが、フツーにカレー味です)。
麺は卵を使用した弾力のある、いわゆる中華麺。そしてなぜか揚げ麺がトッピングされる。
薬味は唐辛子や赤玉ネギ、マナオ(タイのライムのようなもの)など。

それらが絡み合うと複雑な味わいとなり、食べ進むほど食欲増進。
食べ終わっても、おかわりを所望してしまうほど・・・

上の写真はチェンマイの「カオソーイ・イスラム」というお店でいただいたカオソーイ。
(食べている途中でもあり、ブレててすみません)

昨年12月のある土曜日の朝。
お店の中はイスラム教徒と思しき方々でいっぱいでした。
ボリュームはそれほどないものの、ココナッツクリームのしっかりとコクのあるスープに瞑目し、それに麺をからませながら、さらなる瞑目を・・・と美味しくいただきました。

最近はバンコクでもよくカオソーイを見かけますが、「ジモトのものはジモトで食べろ!」のおしえを守り、チェンマイ名物に舌つづみを打ったまま、まだ日本に帰国しても舌つづみの余韻はたなびいている次第。

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